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スタジオめぐみ普通の日常【A】  作者: スタジオ めぐみ
July

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72/79

スーツケースはない

久々に友達から電話がかかってきた。


「スーツケース持ってたら貸して欲しい」という内容の電話だった。

久々なので世間話もして、1時間ほどの長電話になった。

少し疲れた。


そして、私は少し嘘をついた。

「スーツケースないよ」と言ったが、家には旦那のスーツケースがある。

ほぼ新品のスーツケースが。

旦那のもので私のものではない。

私のスーツケースはないし、人に貸せるスーツケースはないと思った。


電話が終わり、旦那に「もしもスーツケース私の友達が貸してって言ったら、貸しても良い〜?」と聞いてみた。

「いいよ〜」と旦那は言った。

しかし、私は「面倒くさいから貸さないけどね」と旦那に言った。

(多分、貸すことになったら車で2時間かけて、友達の家に届けに行くことになるだろう。)


面倒くさいという理由もあるが、私は人に物を貸すのがイヤ。

貸してもいいなというものは、人にあげてもいいなと思うものだけにしている。


多分、私は根に持つタイプ。

過去にイヤなことがあったから、人に物を貸すのが苦手になった。


CDのケースが傷だらけで返ってきたり、本のページが折れて返ってきたり、貸したものが長期間返ってこなかったり…

物の扱いが人それぞれと学んでからは、物を貸すことが苦手というか、できなくなった。


物を貸すのがイヤという私の話をすることより、友達の子どもの話やいろんな愚痴を聞くことを優先したので(スーツケース貸せなくて)悪いなと思っていた気持ちは、まあいいかという気持ちに変化した。


旦那がスーツケースレンタルを調べてくれたので、友達にラインでそれを送った。

話がわかる旦那で、仕事ができる旦那で良かった。


◇◇◇◇◇


私にとって友達って何だろうと少し考えた。

助けが欲しい時だけ連絡がくるのは違うような。

愚痴だけ一方的に聞くのも違うような。


でも時間とお金と気持ちに余裕がない時だったら仕方がないような。


よくわからないが、私は楽しい会話のラリーがしたかったのかもしれない。


次は電話ではなく、美味しいもの食べながら顔を見ながら楽しく会話したいなと思った。

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― 新着の感想 ―
スーツケースが必要な旅行に行けるということは、お金に余裕がないというのは嘘になりますねぇ(笑 もし外国に行くのであれば、紛失する可能性も充分ありますので、貸さなくて正解だと思います。 旦那様が調べてく…
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