エルダーリッチ。
それから、話し合った三人は——当初からの目的である。
エクストラポーションを作る為に、ダンジョンに神水を求めて潜る事を決めた。
そこからアカネとシルクは、片腕のショウを労わると——出会うモンスターを片っ端から蹴散らして行く。
だが、後半の事も考えて体力や魔力は温存する為にシルクは【宝珠】を使い戦い。
アカネは、ショウに新たに鍛え上げてもらった【宝剣】【倶利伽羅】を使い敵を薙ぎ払って行く。
*
この【倶利伽羅剣】は、ミスリルにワイバーンの核を融合した。
神龍宝剣で、闘気を流す事で炎を纏う。
しかも、その炎は浄化の炎で敵を焼き切り。仲間を癒す……仲間の状態異常を祓う。
神である不動明王が持つ剣をモチーフとして作り上げられた。
この世にふたつと無い。レジェンド級の武器である。
そんな武器を使う。アカネは、鬼神の如き強さを見せる。
*
そんなこんなで、三人は深層に到着すると……ダンジョンのボス部屋らしき扉を発見する。
「これって、エリアボスの扉かな……?」
「いや、この深さだと——ダンジョンボスの部屋の可能性の方が高い様な……」
「一応、何が起きてもいい様に——準備だけはしておきましょう」
そして、部屋に入る前に装備の確認や武器に事前に魔力や闘気を込めておくと……
ポーションとMPポーションを飲んで体力を全開回復する。
すると、準備の整った。三人は、扉の中へと入って行く……
*
扉の中は、やはり広くなっていて——フロアボスかダンジョンボスである事は、間違いなかった。
そして、三人にの目に入って来た者は……
「ローブのガイコツ……また、リッチかぁ?」
「いや……アレは、エルダーリッチ。リッチの上位種になります!」
そして、エルダーリッチは両手を広げると——何か呪文を放った。
一瞬、空間が歪んだ気がしたが……三人の身体に特に異常は見られなかった。
それから、戦闘態勢に入った。三人は、エルダーリッチとの距離を積めると、いつもはショウとアカネで、敵に飛び込むのだが……
今のショウは、片腕なのでアカネが一人でエルダーリッチに飛び込むと……
後方から同時にショウとシルクが魔法を放つ。が……
魔法は発動しなかった。
「魔法が発動しない……」
「エルダーリッチが、初めに唱えた呪文は……これだったのですね」
そう、ショウ達が部屋に入ってすぐにエルダーリッチが唱えた魔法は——。
アンチマジックエリア! 魔法を使えなくする魔法……
なので、魔法を使う。ショウとシルクは——魔法以外で戦うしか無くなった。
アカネはと言うと、もともと闘気を使って戦うタイプなので——何の問題もなく。
一人で、飛び回り魔法を放って来る。エルダーリッチを追い込んで行く……
そして、シルクは部屋に入る前に【宝珠】に魔力を込めていたので【宝珠】を使った戦闘スタイルに変えると、片腕の魔法の使えない。ショウには……
「ショウ様は、待っていてください!」
そう言い残して、アカネの援護に向かった。
*
なので、残されたショウは——二人の戦闘を眺めながら……考える。
「二人とも、強くなったなぁ……
エルダーリッチくらい。一人で倒せるんじゃないかなぁ……」
そんな事を考えながら、眺めていると……
「それにしても、暇だな……
久しぶりに、キーウィ。でも、呼んでみるか……」
そして、ショウは話し相手にキーウィを久しぶりに呼ぶと世間話をした。
「おお! 久しぶりだな。ショウ……」
「お前、何で最近——出て来なかったんだ?
なんか、怒ってるのか?」
「いや、怒ってはいないんだけど……
少し、思い出した事があって——。」
すると、キーウィはショウに——その思い出した事を話し始めた。
・
・
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「なるほど……
そう言った訳が、あったのか。それなら仕方ないな、納得したよ」
「と、言う訳で……俺は眠るから。
お前達とは、ここで一度さよならだ!
まあ、でも——何か面白い事があったらその時は起こしてくれて良いからな。」
そう言い残してキーウィは、また眠りについた。
そんな事を話しているうちに、エルダーリッチとの決着がついた様だった。
勿論、アカネとシルクの圧勝で戦いは終わると——二人は、少し物足りない様子だった。
「おいおい……エルダーリッチは、Aランク➕のSランクに最も近いと言われる魔物だぞ!
それを相手にして、物足りなそうな顔をするとは——二人の実力は、一体どれほどのモノなのだろうか……」
そんな事は、さておきエルダーリッチの魔石とドロップアイテムを拾うと、一番奥に扉が出現した。ので……
三人は、その扉に入ると……中には水瓶を持った女神像があり。
その水瓶からは【神水】が無限に湧き出していた。
なので、ショウは工房がある小屋を召喚すると……
エクストラポーションの作成に取り掛かる。
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