初心者講習2日目
◆西暦2000年4月14日(金)◆
今日は早起きして剣の訓練に勤しみ、朝食を取り、急いで身支度を済ませると少し早めにギルドについた。
「カレンさん、おはようございます」
「ひなたちゃん、おはよう」
いつもニコニコ顔のカレンさんに会うと心が何だかほっとする。
「実は買い取って貰いたいものがあるんですが…」
そういうとゴブリンとコボルトの討伐部位をテーブルに並べる。
「えっ、もしかして昨日あれから狩りに行ったのですか?確かもう日暮れ間近だったはずですけど?どういう事?」
(カレンさん、怒ってる。怖いです)
「え、えっと、宿代が心許なくて、昨日はたまたま短い時間で狩る事が出来たんです。
暗くなる前には撤収したので心配しなくても大丈夫です」
「ふーん、なるほどね。
ま、ギルド職員がとやかく言う事でもありませんが、ひなたちゃんはまだ登録したばかりなのですからあまり無茶はしないで下さいね」
「は、はい。気を付けます」
「ま、無事戻って来れたようですからいいでしょう。では買取させていただきますね。
…ゴブリンが20匹とコボルト15匹ですね。
こんなに狩るなんてほんとに暗くなるまでしてはいないんですよね?」
「はい、それは間違いなく…」
「分かりました。では少々お待ち下さい」
(はぁー、怖かったー)
暫くするとカレンさんがトレイを持って戻ってくる。
「では清算しますね。まずゴブリンが20匹なので銀貨8枚、コボルトが15匹分で銀貨9枚で、合計銀貨17枚になります。確認してください。」
「はい、間違いありません。ご心配おかけしました」
「無事だったらいいのよ。あまり驚かせないでちょうだい」
「はい、すみません」
(とりあえずちょっとした小金持ちになれたので一安心だ)
* *
そして3の刻を待って今日の講習が始まった。
午前中は魔物や薬草の事を詳しく教えてもらった。有意義な時間でした。
午後からは弓術だ。
昨日の剣術と違ってまずは弓の扱いから始まり、呼吸法とは別に風を読む技術やコツなどを教えてもらいながら遠くの的にひたすら撃ちこむ事を教わる。
ひなたはDEXの値が高めな事もあり、命中率はかなりのものだったが、いかんせん筋力が残念な為、攻撃力についてはいわずもがなな成績となった。
講習終盤には弓術の初期スキルであるパワーショットとクイックショットを教えてもらったが習得までは至らなかった。
ちなみにパワーショットとは高確率で相手をよろめかせる事が出来るスキルで、クイックショットは短時間ですばやく矢を射るスキルだ。
講習が終わると今回も割り引いてくれるとの事。
(むむむ、これってもしかしていいように在庫処分されてない?)
何だかそんな気がして教官を睨みつけると、その視線に気づいたのか視線を逸らされた。
(確信犯か!)
でも必要な物なのだし、安くなるのだから買わない手はないが。
弓と数本の矢を購入しギルドを出ようとすると、カレンさんに呼び止められ、
「分かってるわよね?あまり心配させないでよ?」
と、釘を刺されてしまった。
(とりあえず講習終わるまでは大人しくしてたほうがいいみたいね)
* *
それからも午前中は講義、午後は短剣術や格闘術、槍術、盾術などを教わった。
教官曰く、武器が折れたりした場合に備えて、戦闘の場で拾った武器もある程度使えるようになってたほうがいいとの事で一通り教わる事となった。
それから毎朝剣術の訓練をしてたからか、剣術がLv3に上がった。
講習終わった時点でのステータスはこんな感じだ。
名前:春日ひなた
年齢:14歳
レベル:3
HP:111/111 MP:203/203
STR:23 VIT:32 INT:34 MND:39
AGI:26 DEX:34 LUK:60
能力:言語把握 叡智 鑑定 能力創造 錬金術LvMax 物理攻撃無効
魔法攻撃無効 状態異常無効 身体強化Lv3 棒術Lv1
短剣術Lv1 剣術Lv3 弓術Lv1 格闘術Lv1 槍術Lv1
盾術Lv1 生活魔法LvMax 空間魔法LvMax
時魔法LvMax 火魔法Lv2 水魔法Lv2 氷魔法Lv2
聖魔法Lv1 料理Lv3 掃除Lv6 洗濯Lv3
祝福:創造主の加護
称号:未来人 不老不死 叡智管理者
(いつの間にか身体強化が上がってる。気づかなかった)
今回は今までで一番短いです(汗
セリフ以外の解説を書く時にさん付けしない方がいいのか悩みます。
ひなた視点の解説にはさん付けし、第三者視点の時は付けないようにしてみましたがどうでしょう?




