第四話 異世界でお祭りだ!④
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日が暮れかけに街に帰ってきたエイドは、近くにあるホテルに泊まるために受付にいる女の人のところに足を運ぶ。そして
「5日間泊まりたいんですけど…、部屋は空いていますか?」
と尋ねた。受付嬢は、
「はい、空いております。五日間ですね。かしこまりました。お部屋は何階にされますか?」
「3階でお願いします。」
「308号室です。代金はどうしますか?」
俺はスキル創造で白金貨十枚を創り出した受付嬢の目の前に置いた。
「これで足りますか?」
白金貨は一枚一万円ぐらいってミカエルも言ってたんだし。十万円あったら足りるだろうとエイドは考えた。しかし予想と反して受付嬢は焦ったように動き出し、
「ここで待っていてくださいっ!一歩も動かないでくださいね!?社長を呼んできますっ!!」
と言ってスタッフルームに消えていった。
(え?まさかこの世界でも記番号があるのか!?)
俺は脳をフル活用して考えた。がやはり答えは見つからない。そうこうしているうちに受付嬢が貫禄のある男を連れて戻ってきた。
「社長!この人です!あの白金貨を十枚も持っていた人!!」
その貫禄な男、社長は、
「おまえさん、白金貨ってどのくらいの価値があるか知ってるかっ!?それひとつで人1人の一生が贅沢に暮らせる額だよっ!それ一枚は金貨一万枚分だよ!」
エイドは、勘違いしていたのだ。金貨が一万円ではなく、白金貨が一万円と思っていたのだ。そして金貨一枚が一万円、白金貨は金貨の1万倍、つまり白金貨は…。
「ミカエルゥゥゥゥ!!!」※ミカエルは何も悪くない。話をよく聞いていないエイドが悪い。
エイドの絶叫がホテル全体に響き渡った。
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その後俺はなんとか社長の質疑から逃れ、受付嬢の机に金貨10枚を置いて部屋へ向かった。部屋はなかなかに綺麗だった。そして窓の近くにあった椅子に腰をかけ、街の景色を見ながらどのように過ごすかの計画を立てた。
「とりあえず1日目は計画を立てることに集中しよう。2日目以降から祭を楽しむぜ!」
アンナの特訓内容は…、まあそれはその時に考えたらいいだろう。いや、今考えた方があとあと楽なんじゃ…。っと危ない危ない思考の海に落ちるとこだった...。ふぅ、少し疲れた。
「一回寝て、起きてから考えた方がいいな。」
エイドは神ではあるが元が人間なため、睡眠欲と食欲は健在だ。つまり何も食べなければ、栄養不足になる。寝なければ、睡眠不足にはならないが、ストレスは溜まる。エイドはこの世界に来てから一睡もしていない。いま、エイドは猛烈にストレスが溜まっている。
(慣れない環境のせいもあるんだが、ここまでイライラするのも百年ぶりだ。)
エイドは、襖の中にしまってある布団を取り出して、
(10時間だけ、10時間だけ、)
と心の中で呟き、毛布をかぶって寝りについた。
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「ふぅぅ!よく寝た。」
今って何時くらいだ?確か、壁に時計がかかっていたはず。
「え?7時?」
あー、少ししか寝てなかったのか、でもやけに気持ちがいいような...。やけに明るいな、って今いつ!?まさか...。
エイドは一階にある受付に向かった。
「すみません、俺が部屋に向かって何日経ちましたか?」
やはりこの前の件のせいだろう。受付嬢は焦ったように
「あ、はい!えーっと...。4日と22時間です!」
(は?四日間寝てたの?祭りは?)
エイドは反射的に急いで外に飛び出す。そこには屋台や飾り付けを片付けている人たちの姿があった。四日間寝てたせいで祭りが終わってしまったのである。
「なんで、俺、あの時寝たんだろ...。せっかくの休暇が...。約束の日までゆっくりしようと思ったのに...。」
約束、ロッドとの約束の時間まで後2時間ぐらいか、仕方ない。ゆっくり寝れただけよしとしよう。だが、祭りを楽しめなかったのは最悪すぎる。
「この恨みは魔王、お前で晴らさせてもらうぞ!!」
俺の休暇を潰した責任は重いぞ!※魔王は悪くない。
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エイドは、受付に戻り、チェックアウトを済ませた後、ロッドの家があるゲートに向かった。
エイドは神だからではなく、単純に疲れが溜まっていたから4日間も寝たんです。魔王は悪くありません。
次回の更新は少し先になりそうです。申し訳ございません!




