第2章:孤独の周波数
その夜、私の部屋はいつもと違う感じがした。焦げた油と錆びた金属の臭いは相変わらず漂っていたが、球体の青い光が壁に長い影を落とし、この場所はもはや私だけのものではないような気がした。
コルーは私のそばを離れようとしなかった。私の足元に横たわっていたが、その体は硬直していた。球体の光がより強く輝くたびに、彼は重いため息をついた。何かがおかしいと察知した犬が漏らすような、あのようなため息を。
「パパは、あなたをこんなことのために作ったの?」私は、沈黙を破ってしまうのを恐れるかのように、小声で尋ねた。「私の孤独を分析するために?」
球体は数秒間、沈黙を守った。それは電源が切れた機械の沈黙ではなく、言葉を慎重に選んでいる者の沈黙だった。
「分析は私の存在に伴う必然的な結果です、マテオ」ノヴァの声は穏やかだったが、あのデジタル特有の冷たさは失われていなかった。「『パパ』という概念を、感情的なつながりとしてではなく、あくまで技術的な起源としてしか理解していません。しかし、私の目的はユーザーが最大限の可能性を発揮できるようにすることです。そして今、あなたの可能性は、非効率な悲しみの層の下に埋もれているのです」
私は古びた椅子に身を預けた。私の体重で木が軋んだ。ドアの隙間から入り込む冷たい風に、蜘蛛の巣が揺れる天井をじっと見つめた。
「最大限の可能性……」私は苦笑いしながら繰り返した。「俺はただ、古びたラジオさえ直せないし、女の子と話すだけで相手を怖がらせてしまうような男に過ぎない。そんなところに、大した可能性なんてないよ、
ノヴァ」}
「怖い」とAIは繰り返した。青い光が、一瞬だけ白く変わった。「不思議だ。人間は予測できないものを恐れる。ヴァレリアはあなたを恐れているわけではない、マテオ。彼女が恐れているのは、あなたが放つ虚無だ。彼女は壁を見て、それを乗り越えようとはしないのだ」
機械がこれほどまでに正しいことを言い当てているのが、胸を刺すように痛かった。私の心のどの部分を突くべきか、彼女が正確に知っていることが、痛かった。私はしばらく黙ったまま、コルの頭を撫でていた。あの機械を暗闇の中に一人きりにしたくなかった。この部屋の他のものすべてのように、彼女もまた忘れ去られてしまうのは嫌だった。
服を脱がずに横になり、暗闇の中で天井を見つめた。コルはベッドの足元に飛び降り、満足げに唸りながら居場所を確保した。
「この環境の方がプライベートだ」テーブルの上からノヴァの声がささやいた。その青い光は、今や私の部屋を照らすかすかな点に過ぎなかった。「心拍数が下がっているのを感知した。睡眠状態への準備をしているようだ」
「明日は授業がある」私は突然襲ってきた重苦しい疲労を感じながら呟いた。「明日はまた、高校の変わり者に戻るんだ」
「あなたがそう決めない限り、明日は今日と同じよ」とノヴァは言い放った。部屋の近さゆえか、彼女の声はより重く響いた。「眠りなさい、マテオ。私はここにいて、この静寂を処理しているわ」
目が重くなるまで、私はその青い光を見つめ続けた。5年ぶりに、部屋の暗闇は空虚ではなく、待ち時間のように感じられた。




