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短編:婚約者と幸せな未来を歩むはずだった私が、彼を救う条件として異世界転移して魔王討伐を命じられました)  作者: 佐武ろく


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『星のない夜に帰る』

もうすぐ、愛する人と結婚するはずだった。


一緒に暮らす家を考え、何気ない未来を語り合い、繋いだ手の温もりを確かめる。そんな当たり前の日々が、これから先もずっと続くと信じていた。


けれど、その未来は突然、断ち切られた。


死の淵に立つ七海の前に現れた、顔の認識できない紳士。彼が差し出したのは、愛する人を救うための、たったひとつの条件だった。


――異世界へ渡り、魔王を倒してください。


目を覚ました先は、剣と魔法が支配する未知の世界。手にあるのは一本の剣。頼れる者は誰もいない。魔物の牙に怯え、死の恐怖に震えながら、それでも七海は歩き出す。


帰りたい。

もう一度、あの人に会いたい。

ただ、それだけだった。


けれど、魔王を倒せば、本当に彼は救われるのだろうか。


なぜ自分が選ばれたのか。

あの紳士は何者なのか。

そして、愛する人のもとへ帰るために、七海は何を失うことになるのか。


答えを知らぬまま、彼女は剣を握る。


**これは、ひとりの女性が愛する人を救うために始めた、世界の命運さえ揺るがす旅の物語。**


その願いが叶ったとき、彼女は本当に、元の世界へ帰れるのだろうか。




※こちらは思い付いた世界観と設定の冒頭を書いた作品です。今後、長編として書いていくかは未定です。

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