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52話 再び三人組登場  冒険者養成所 56日目

 授業で別れていた三人組がいつもの場所で集まっていた、そして各々が知った最新の噂話を始めた。



「おい 聞いたか」とリーダー


「何をです」と子分A


「俺達と剣を交えあったリックがよ ゴブリン100匹を一人で倒したらしいぜ」


「それなら俺も聞きました なんでも女と子分を先に逃がして自分一人で戦ったとか」と子分B


「本当かよ」と子分A


「マジらしいですぜ あいつらの仲間の話を聞いてたんですから」と子分B


「しかし俺達も大物だよな そんな相手に喧嘩を売る度胸があったんだからな」とリーダー


「コテンパンにやられましたが」と子分A


「俺もリックみたいに俺が一人で戦ったんだからな」


「それはもう尊敬してます」と子分B


「イザとなったら頼みます」と子分A


「おう 任せとけ」



 いい気分になったリーダーと子分達は角を曲がると誰かにぶつかった。



「痛いな この野郎」とリーダー


「お前ら誰にぶつかってると思ってるんだ」と子分A


「今 飛ぶ鳥を落とす勢いで名を上げている冒険者の兄貴に鍛えられた俺達にこんなことをして済むと思ってんのか」と子分B



 流れるような口上を完璧にいう三人組。



「だらだらとしゃべりやがって」と向こうのリーダー


「お前らみたいな奴が強いわけがないだろ」と向こうの子分A


「お前ら やられたいのか」と向こうの子分B



 相手の勢いに少しビビるリーダー、しかしこのままでは威厳がなくなってしまう、よく見るとコイツの足は裸足だった。



「ガッハッハ お前ら裸足じゃねいか」とリーダー


「どんな山奥から来たんだ」と子分A


「サルは山にでもこもっておけ」と子分B



 裸足のことを言われて完全にキレる向こうのリーダー。



「そこまで言うってことは覚悟はできてるんだろうな」と向こうのリーダー


「やるって言うんならやってやるぜ ただ俺はゴブリン100匹斬りのリックの奴らとやりやった男だぜ」


「最近 噂に聞く奴らか おもしれえ お前らをぶっ倒して リックも倒してやるぜ」



そういうと三人組は向こうの三人組と対峙する、そして各々、木刀を構えあう。



「お前ら ぶっ殺せ」と向こうのリーダー


「兄貴に恥をかかすな」とリーダー



リーダーとリーダー、子分と子分がぶつかり合う。


勢いよく連打を叩きこむリーダー、それを受ける向こうのリーダー、腕の差はないと感じるリーダー、ならば気合いで勝つと左胴に横薙ぎに振るうが剣で防がれたと思ったら相手の右足がリーダーの腹に決まる。



「ウゲッ」と言いうずくまるリーダー。



他の仲間も剣の攻撃ではなく、足技でやられてしまった。



「おお前ら 足なんか使いやがって」とリーダー


「足を使わないって誰が言ったんだ」と向こうのリーダー


「クッ クソ」


「こりゃ リックって奴も大したことねえな」


「ギャッハッハッハ」笑う向こうの三人組


「これだけは忠告しておく リックにはケンカを売るな 試合させてくださいといえば試合は受ける だから絶対にケンカは売るな」


「ご忠告ありがとうよ」



そういうと向こうの三人組は三人組の顔をグリグリ踏みつけてから、その場を離れた。



「お お前ら大丈夫か?」とリーダー


「俺はなんとか大丈夫っす」と子分A


「俺も骨とか折れてません」と子分B


「クソ あいつらの方が実践馴れしてやがる」とリーダー


「あいつらリック達と戦いますかね」と子分A


「自信つけたみたいだったからな」とリーダー


「知らせなくていいんすか」と子分B


「教えないほうがいい」


「なぜ ですか?」


「リック達の底がどこにあるか わかるかもしれないからな」


「俺 見張りします」


「俺もします」


「おう 頼むぜ 俺達も足技の訓練もしないとな それといい加減 名前が欲しい」



 それから三人は動けるようになるまで仲良くねっころがっていた。

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