50話 カミラとリーナに妬かれる 冒険者養成所 55日目
久しぶりに夕食を共にするストアとリック、いつものように座る場所を探していると手を振ってくるセクシーな美女たちがいた、カミラとリーナだった。
こちらも手を振り、同じテーブルに座ったストアとリック。
「最近会えないからイライラしてたのよ」とリーナ
「美女を待たせる主義ではないんだけどね」
「大変な目にあったんだってね」とカミラ
「ああ どうも女性陣には心配をかけたみたいで 散々 心配と説教をされたよ」
「あはははは」とリーナ
「私も色々聞かれたけど何も知らないから困ったのよ」とカミラ
「色々あったけどストアがいたから何とかなるとは思ってたんだ」
「俺もリックがいるから大丈夫だと思ったんだ」
「あらあら お熱いわね」とリーナ
「本当 妬けちゃうぐらい 信頼しあってるわね」とカミラ
「まさかストアが嫉妬されるとは ストア 気をつけろよ」
「えっ どういうこと?」
「クスクスクス」と三人
「でも リック君の心の何%かは占領されてる気分よ」とカミラ。
「リック君 結構 ハートのガードが固くてね」とリーナ。
「そうかもしれない 今 俺の父親に夢中なんだよ」
「ププッ なにそれ」とニーナ。
「本当 キャハキャハ」とカミラ。
「今度会いに来ると言ったら いつ来る あと何日って」
「それって親に結婚を許してもらう為みたい」とカミラ
「キャー リック君が婚約する~~~」とニーナ
「おい 言い過ぎだぞ ストア」
ニカっと笑うストア。
「やられっぱなしはよくないからね」
「ストア君の可愛らしさがなくなってる」とカミラ。
「ごめんね ストア君 かわいいままでいて欲しいわ」とリーナ。
「それなら からかわないでよ」
「アハハハハハ そうよね」
「本当ね」
それからリックとストアはハートビートの森でのことを話した、他から聞いた話よりリアリティーのある話を聞き、今までの陽気な顔でなくなる二人の美女、やはりこの世界は魔物が住む世界、どんな平和な時でも突然壊されるのを改めて知ることになった。
「本当に大変だったのね」とカミラ。
「妬いちゃうどころじゃ なかったわね」とニーナ。
「そんなこと忘れて 父さんの話ばかりだけどね」
「でも頼もしいわ」とカミラ。
「貴男達 いい男ね」とニーナ。
「いざとなればあなたのナイトになります」とリックが貴族の礼をする。
ストアは間違って、おひけいなすってのポーズをしてしまう。
リックもカミラもニーナも爆笑してしまった。
「アハハハハハ」と三人。
「間違っちゃった」とストア。
最後は大笑いして夕食の時間は終わったのだった。




