26話 リックの噂 冒険者養成所 31日目
昨日は帰ってからゴロゴロしてたので朝の訓練は気持ちよかった。
試合で身体強化の魔法を使うかどうか二人で話し合いながら朝食に向かうとかわいい女の子がいる場所にスペースがあったので当然のごとく近づいたら、ブロッサムとダコタだった。
「ブロッサム ダコタ おはよう ココ いいかな?」とリック
ブロッサムは金髪天然パーマのロリ美少女でダコタは整った顔立ちで赤毛の天然パーマのかわいい子だ。
「うれしい 名前 憶えていてくれたの?」 首を縦に振るブロッサム
「もちろん かわいい君たちの名前を忘れるはずがないじゃないか」
「ほんと おだてるのがうまいんだから」 首を縦に振るブロッサム
「入ったばかりの時に会ったきりだね」とストア
「私たちはいつも、リック君達を見ていたわ」首を縦に振るブロッサム
「えっ そうなの?」
「いつも綺麗な子やかわいい子と一緒だから声を掛けられなかったの」首を縦に振るブロッサム
「僕はいつでも大歓迎なんだけどね」
「私達は許婚になれないと思ってたから、そんな勇気はでなかったわ」首を縦に振るブロッサム
「えっ 許婚って」
「ハンデル商会の御曹司がココで嫁探しをしているって、噂でもちきりよ」首を縦に振るブロッサム
「ハンデル商会って何?」とストア
「ストア君 知らなかったの?」
「親が船を持っててロープの扱いは巧いと思ってた。」
「キャッキャッ ストア君も噂どうりだね」
「えっ どういうこと?」
「リック君がかわいいペットをお供にしてるって」
「ガーン ガーン ガガガガーン」 音のない音が鳴るリックとストア
無理やり笑顔を張り付ける、リックとストア。
「僕は許婚を探している訳ではなく、友達が欲しかっただけなんだよ」
「リックは肩書無しで自由に友達になれる機会は今だけと言ってたのに」
「みんな、そんなことは思ってないわ グリーンフラワーから来てる子もいるのよ」首を縦に振るブロッサム
リックもストアも頭をガックシ下げて落ち込む。
「それに候補は6人にまで絞られたってみんな言ってるよ」
「ああ 昨日の手紙を出しに行った時に6人と一緒だった」
「手紙?」
「俺が手紙を出すと言ったらリックがついてきて最後は8人で出かけたんだよ」
「え~ そんな理由なの?」
「女の子の護衛に前にリックと後ろは俺で移動したんだよ 2人しかいないから大変だった」
「イメージとちがうわね」首を縦に振るブロッサム
「それでも絡まれたけど リックがなんとかしてくれた」
「もうデートどころじゃないわね」首を縦に振るブロッサム
「それに服が皮鎧でいいお店に入れないといったら服屋に連れていかれて服をとっかえひっかえ着替えさせられたんだよ」
「キャッキャッ いいように扱われているわね」一緒にはしゃぐブロッサム
「これって許婚候補がすることなの?」
「さぁ どうかしら?」
「ここまで言ったんだ 聞かせてくれないか」とリック
「フフフ」笑い合うブロッサムとダコタ
「お願いだ 今度行く芝居のチケットをプレゼントするよ」
お互いを見つめ合う ブロッサムとダコタ。
「仕方ないわね リック君達に気を許してる証拠ね 気を許す事がどういう意味を持つのかは彼女達の性格次第だわ」えらそうにしてるブロッサム
黙考するリック、何も考えられないストア。
「ありがとう 参考にするよ」
「どういたしまして 芝居のチケットを楽しみにしてるわ」
「ああ 色んな意味でこれからもよろしく」
彼女たちはルンルン気分でストア達の前から去っていった。
「じゃーね」とブロッサム
残ったストアとリックは無言で朝食を食べきり、食堂を出た。
「自由じゃなくなったね」
「ああ」
「愛の女神も寝るしかないね」
「ああ」
「リック 大丈夫」
「ああ」
「ダメだ こりゃ」
「ああ」
先読みスキルが働かなかったリック、この状態は教室に着くまで続いたのであった。




