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ね
今日も、能面をつけた外の世界の僕が伝えてくるんだ。
◇◇
彼らからは本当に勉強も見てもらえて、祝ってもらえた。いろんなことを。
夏休みの前日、僕はクラスメートから補習授業を受けられた。
結果より、心がすがすがしくて晴れやかだったそうだ。
結果は見事に惨敗だった。
でも彼らが言うように本当にいじめなんて受けたことはなかった。
いじめなんかはないが、
日本語の国語を得られたか。
読み方、作文、書き方、綴り方、文学、古典、スピーチ、ディベート。
いずれも『綺麗』じゃなきゃ意味がないんだ。
日本の国語に僕は存在しているか。
外の世界は、光と闇とが戦い火花を散らす戦場だった。
国語を通せない者は汚れ……いつか誰かが痛みを伴い、排除に目覚めるだろう。
あのタイムカプセルは形式だけだった。
「ひと夏の経験楽しかった
未来の自分に記して
校庭に掘った穴ぐらに君らと夢を埋める」
【うぬき翔太の備忘録】
言葉は短い。表現は苦手。
そして小学校最後の夏休みに突入した。
それぞれの夏休みをそれぞれの生徒が気持ちよく満喫したことだろう。
やがて夏休みも終わり、二学期の始まりだ。
六年二組の二学期が幕を開けた。
九月某日、ある女生徒がポツリと呟いた。
「あれ? 今日も翔太くんは来てないの? 誰か様子を見てきた人いる?」




