表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

ハローハロー

初めて書きました!!

最後まで読んでくれると嬉しいです。


キーンコーン カーンコーン キーンコーン カーンコーン

6時間目の授業終了の合図であるチャイムが鳴り響く。それと同時に静かだった教室が一気に騒がしくなる。しかし僕はとても憂鬱になる。

「放課後どうやって時間つぶそう。」

今日もため息を吐きながらつぶやく。

僕は優護、歳は15で男だ。苗字はあまり言いたくない。というより苗字で僕は呼ばれたくない。その理由はおいおい説明するとしよう。そんなことよりどうやって時間をつぶそう。そんなことを考えているうちにホームルームが終わってしまった。

「おい、○○!」  

担任に声をかけられた。

「ホームルームでも言ったが進路決定の紙ちゃんと今週までに出せよ~。」

「先週ちゃんと出しましたよ。」と僕は苛立ち気味に答える。

「いや、お前な今どき中卒ってのはつらいぞ。ちゃんと考えているのか。お前は定期テストでもだいぶ上位なんだから結構いい高校に行けるはずだぞ。それともなんだ、親に負担かけまいってか。お前まだ15だろ、まだそういうのを気にする必要はねえよ。まだ一週間あっからもう一度親御さんと相談して考え直せよ。」

そういうわけじゃないんだけどな、

「分かりました。」と、とりあえず僕は返事をした。

「分かったなら暗くなる前に早く帰れ、今日俺が日直だから教室見回んなきゃなんねんだ。」

担任はそう言って紙を渡すと足早に教室を出て行った。

確かに俺は定期テストでも上位だ。前回のテストでは校内順位は1位だった。しかしそんなことで親が考えを改めてくれるとは思えない。というより進学しないってのは僕の意思だ。周りを見回すと教室に残っているのは僕だけだった。

「はぁ、図書館でも行くか」

暇なときは図書館!僕はそう決めている。家に帰るなんて選択肢まず思い浮かばない。

あいつがいるからな。

鞄を担ぎ、学校を出た。学校から図書館へは15分くらいかかる。図書館は良い。知識を深められるし、なにより20時までいられるからな。図書館に行く前に僕はいつも図書館の隣の公園による。いつもここのベンチの近くにいる猫と戯れてから図書館に行く、これが僕の密かな楽しみであるからだ。いつものベンチに腰を掛けると猫が膝上に乗ってくる。

「お前はいいよな、誰にも気なんて使わないし、自分が好きなことをしたいときにできる。僕もそんな風になれたらなあ。」と猫を撫でながらつぶやく。

「よぉし、今日ももふったし図書館に行くぞ!」

図書館に着くと時計の針は17時を指していた。

「もうそんな時間か、あと3時間しかない。」

僕は急いで最新刊の料理本、週刊少年誌を手に取ると設置されている机で読み漁った。僕は家でほぼ毎日自炊をしている。最初は作るのが面倒でカップ麺で済ませていたが、栄養失調で体調不良になってからというものほぼ毎日作るようになった。おかげさまでたいていの料理は作れるようになった。漫画に関してはそうただの趣味だ。あっという間に時間は過ぎ、館内放送が閉館のお知らせを告げる。そして僕は荷物をまとめ重い足取りで家に向かう。10分かけマンション3階の自宅についた。ガチャッ 鍵を開けると家は真っ暗だった。電気をつけ、手を洗い、リビングへ向かう。あいつがいないことを確認し、机の上を見るといつものように千円が置かれていた。僕はそれを手に取るとポケットに突っ込み自分の部屋に向かう。そして鞄を置いて家の鍵を閉め近所のスーパーへ向かう。今日のメニューはさっき図書館で見た麻婆豆腐にしよう!晩飯の献立を決めると、僕はダッシュで麻婆豆腐の食材を買い一直線に家に帰った。そして調理を始める。中学生で自炊をしている人なんてほぼいないだろう。しかし僕は自炊をするほかなかった。きっかけになったのは両親が離婚したことだろう。

それは僕が小学6年の時だった。学校が終わり、家に帰る。するといつもいるはずの母がおらずその代わりリビングには一通の僕あての手紙と離婚届があった。手紙には

「優護へ   ごめんなさい。」と一言書かれていた。僕はその時得も言われぬ絶望感に襲われた。そして謝罪するくらいならなんで僕も連れて行ってくれなかったんだという思いから母を憎むようになった。しかしそれ以上に自分の無力さを恨んだ。そしてあいつが仕事から帰り机の上の離婚届けを見ると怒りくるい僕に容赦ない暴力をふるってきた。前々から暴力を僕や母に対してふるっていたが母という存在がいなくなったことで前よりもひどい暴力がそれ以降僕に対してふられるようになった。しかもこいつは普段僕が制服を着ている、見えないところばっか的確に暴力をふるうのだ。そして人前ではまともな父親を演じる。おそらく毎日机の上に置かれている晩飯代もそういうことだろう。人の目を気にして保身に走る。こいつはほんっとのクズだと思う。あいつの血が自分にも流れているそう思っただけでも吐き気がしてくる。年々あいつの顔に似ていく自分が憎い。俺のことを苗字で呼ぶ奴らに殺意がわく。

「いただきます。」

自分で作った麻婆豆腐を食べる。そして考えた。僕は今後どうやって何をして生きていこう。たぶん、いや絶対僕は進学できないというかしたくない。高校からは義務教育ではない。あいつを頼るなんて論外だ。それに一刻も早くあいつの元から去りたい。結局僕は何をしたいのか結論が出せないまま、食事を終え、シャワーを浴び、就寝することにした。布団にもぐり、目を閉じる。そうだ、飲食店を開こう。別にでっかいお店じゃなくていい。あれこれ考えるのは明日にしよう。将来の目標を見つけた僕はいつもよりぐっすり寝れるような気がした。しばらくするとどこか遠くで僕のことを呼んでいる声がする。誰だろう。あいつではないだろうし、友達なはずがない。第一僕には友達と呼べる存在はいない。次第に僕の呼ぶ声が鮮明に、大きくなる。

「 ぅごくん、ゆうごくん、優護君、おーい、聞こえているかいっ!!」

目を開くと目の前には白く光っている球?が浮いていた。

「あれ?ここは僕の部屋じゃない?知らない場所だ。」

僕が辺りを見回してそう呟くと白い球がしゃべり始めた。というより白い球から声が聞こえたような気がした。

「そりゃそうだよ!僕が呼び出したんだから。」

「なっ、何を言ってんだ!?」




どうだったでしょうか?

だいぶ長かったかもです笑

ほんとは何話かに分割しようと思ったんですけど張り切っちゃいました。

次も読んでくれるとありがたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ