20話 初のPT
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2016/4/22 一部編集
「そういえばマサトはPTって知ってる?」
急にミラがPTについて聞いてきたが想像しているものであっているのか分からないため一応聞いてみる
「PTって複数の人数で1つのチームとなり行動する事?であっているかな?」
「うん、あっているよマサト!それでね、今から二人で王都を目指すわけだけど、バラバラに行動していては危険でしょ?
理屈は分からないのだけどPTを組めばお互いの大体の居場所が分かるのと、モンスターとの戦闘の時経験を分け合えることが出来るの。
だからPTを組みましょ?」
(なに?そのゲームチックでご都合主義なシステム。あれですね、きっと大昔のこの世界で人と言う種類が生まれたときに誰かがそんなシステムを作ったか、泉に神様が結構来てたみたいだから神様がそう言う風に作ったのか...
これはきっと考えたらダメな奴ですね、ハイ。)
「ソウナンダー。それでどうやったらPT組めるの?」
「それはね、握手をして『PT結成』と言って『受諾』と言えば成立して、解散の時は『PT解散』と言って『受諾』と言えば成立・もしくは10㎞以上離れて48時間たてば自動で解散するよ。
後、レベルがPT内で一番高い人がリーダーになるよ。お互いがギルド登録している場合はギルドランクが高いほうがリーダーになるけどね。
それじゃあ早速PT組もう?マサト?」
頭を少しだけ傾けて上目使いで言ってくるミラ。可愛いけど俺には効きません
「いいよ。じゃあ『PT結成』」
「『受諾』します」
その瞬間お互いの手から魔力が放たれ、目に見えないバイパスの様なものが出来たのを確かに確認できた
「ふふふ、これでPTになれたね!それじゃあ出発しましょう!」
腕を絡ませ隣につくミラ。それを横目にやれやれと言った風にタクトは思う
(これはカップル歩きですね。とても今から戦闘を行う雰囲気では無いがまあ良しとする)
「そうだ!王都の城下町に向かうのは良いとして大体どれ位時間がかかるの?」
「んー。大体8時間くらいかな?今から出るから大体暗くなるギリギリの所かな?途中で行商の人がいたらお金を払えば乗せてもらえるよ。」
「そうか、じゃあ早めに出発しよう」
マサトはある程度強くなったとはいえミラはまだまだ弱いのだ。それに加え、まだマサトは戦闘経験が少ないことからできる限り明るいうちに王都へつきたい事を強く思っていた
「はーい。じゃあお互いモンスターや盗賊に注意しながら進もうね。小屋の戸締りも準備完了!出発だー!」
「ああ、索敵も覚えたし任せてくれ。それと移動中暇だったら空間魔法について教わってもいいかな?モンスターの素材とか入れるのに覚えておきたいからね」
「うん。マサトのためなら喜んで!きっとママも許してくれるよ!」
ニコニコしながら約束してくれたミラ、その顔を見ながらできる事なら戦闘せずに無事王都まで到着できれば良いなとタクトは思っていた...
その後順調に旅をつづけながらモンスターとも2度ほど戦闘し、道半ばまで来た時の事だった
(*^▽^*)
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