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第三章 4 feat.レトリック

4

 僕はその声に反応するやいなや、振り返りざまに剣で声の主を斬ろうとする。しかし、僕の剣は宙を切った。


「あらあら、物騒ね。あなたは声をかけられただけで襲いかかるのかしら?」


 声の主は予想通り、ユナさんだった。服装はコロシアムで出会った時と変わらない格好だが、一つだけ異なる点がある。


 ユナさんの手には、杖が握られていた。いや、杖と言って良い代物なのだろうかこれは。

 それは細い小枝のようなシルエットだが、それは僕でさえ目を疑った。それは、ユナさんの身長を優に超え、大の大人の2倍はありそうな長さだ。そしてそれの先端には、ぞんざいに赤い石がはめ込まれる形で付いていた。


「…なんだ…その武器は…」


 僕は罠やトリックではないかと思い、ユナさんに聞く。


「なにって?自分の武器の正体を他人に簡単に教えると、本当にそうお思いで?」


 ユナさんは小馬鹿にしたような口ぶりで、僕に問い返す。

 それを買い言葉と受け取った僕は、ユナさんに答える。


「…わかった。とりあえずそれが武器ということは理解出来た。そしてこの場に武器を携えて来たということは、そういうことでいいんだな?」


「あら、またなにやら物騒なことを考えているようですね。本当に野蛮で困ってしまいますわ。」


 そう言葉を交わし、いざ戦いの火蓋が切って落とされようした、その時


「…かはっ」


 後ろで僕たちの成り行きを見守っていたはずのゴーレムのうち、女のほうのゴーレムが突然倒れた。


「ふふ…脆いわね…」

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