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第七話、決着

これが第一部最終話です。どうぞ見てください


本の世界へ帰って来た渚を除く三人、なぜかぎこちない

「朝倉さん」

沈黙を破った灯、悲しげな表情をしていた。

「なんだい?」

「渚・・・帰って来ますよね?」

「うん、きっと」

真は嘘をついた。アスカは嘘だと言う事が分かっていた。

だから終始無言でいた。


「ほんとによかったのか?」

渚は宮殿に向かっている。ゼロがこの質問をしたのは三回目

渚の答えは「よかった」ばかり

そして半壊した宮殿に入る

中央で一人たたずむレイラ、渚は一歩ずつ近づいて行く

「どうしてあなたはそこまでして戦えるの?」

レイラの問い、だが渚はすぐに答えた。

「かけがえないものの為に守り抜いて見せたいのさ」

「守りたい?たったそれだけで?」

レイラは立ち上がり、剣を掴み渚に斬りかかる

ザンッ!

渚はまともにレイラの一閃を受ける

「じゃあ、守って見せてよ」

渚は倒れる、腹部から流れ出る鮮血

「ほら、守れないじゃない」

レイラは剣先を渚の喉許に向ける

「確かに俺一人じゃ、守れないでもゼロと言う相棒が居る。後は頼んだぜ、ゼロ」

「おう!任せな」

そこで渚の意識が途絶えた。

「レイラ!ここからは俺が相手だ!」

ゼロは白く輝き始め剣から本来の真の姿に具現化する。ドラゴンに・・・

「へっ!どうだレイラこれが俺の姿だ」

白い翼に強靭な体躯、鋭い爪、全長は10メートルほどはある

「そんなの!」

レイラは虚無の弾丸を放つ、何十いや何百も

ゼロは翼を盾にただ立ち尽くす。

そして撃ちきった頃にようやくゼロは口を開いた。

「今度こっちの番だぜ!」

ゼロは翼を羽ばたかせ、飛翔する。

「ゼロ・パニッシュ」

ゼロのは叫び、白く輝く衝撃波がレイラを襲う

「私の負けか、守り抜いて見せなさい。一ノ瀬渚」

その言葉を最後にレイラの姿が消えた。

「ふぁ〜俺も疲れたな」

ゼロは地上に降り立ち、渚の体を持って宮殿を後にする

・・・・・・・・・・・・・

「・・ろ渚、お・・な・・さ」

さっきから誰かが体を揺すっている。

「いい加減起きろ!」

「うわっ!」

ゼロは大声で渚を起こし、渚は飛び起きた。

「ゼロか・・・」

「あれっ、灯お嬢がよかったか?」

頭を抑え答える

「いや、別にでここはどこだ?」

「レイラが消滅した事でレイラが支配していたエリアの魔界が消えようとしてるんだ。まぁ、簡単にいうなら崩壊し始めてるって事だ」

「そうか」と渚は納得した。

「ゼロ、お前の姿を見るのは久しぶりだな」

まだゼロはドラゴンの姿のまま

「契約して以来だったな」

「お前ってがさつだけドラゴンになるとキレイだよな」

ゼロの翼は白く輝いている。まるで野に咲く花のように

そして地震が起きた。

ズドドドド!

「ちっ!もう時間がないぜ渚」

「どうせ帰れないんだ、このままゆっくりしてようぜ」

「じゃあ、最後なんか叫ぼうぜお互い」

「そうだな、じゃあゼロから」

ゼロは一拍置いて高く叫んだ。

「渚!お前は最高のパートナーだ!」

渚は一回深呼吸して叫んだ

「灯ぃ!約束守れなくてごめん!」

そして魔界は消滅した。


「さてこれで1つの物語が終わった訳だ」

大きい書物を抱える少年

「次は柊了悟、君の番だよ」


第一部 END


いかがでしたか?第一部はこれで最後です。

次回から第二部に突入します。

主人公は柊了悟です。

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