第六話、ラストバトル
「はぁぁぁっ!」
渚の斬撃の猛攻、それをレイラは無言で全部受け止める
「ほらほら、そんなんじゃ私を倒せないわよ」
「うるせぇー、渚もっと力込めろ」
「分かってる」
キーン!
再び刃同士がぶつかる。
「くっ!」
「ほらどうしたの?」
余裕の笑みを浮かべるレイラ、それに対し渚は右足の苦痛も感じている。
「はぁっ!」
レイラの剣を弾いて、一度後退する。
「距離を離したって無駄よ」
レイラの指先から放たれる虚無の弾丸
ドッカーン!
「うわっ!」
放たれた弾丸の爆風を受けて、吹き飛んでしまう渚
「ほら、言ったでしょ?無駄だって」
爆発が原因で辺り一面が煙に包まれる
そして瞬時に渚はレイラの後ろに回り込み斬りかかる。
「何!」
レイラは間一髪それを避けた。だが左肩から血が流れ始める。
だが渚はさらなる追撃を加える
「少しはやるじゃない」
左肩を押さえながらレイラが言った。
「へっ、俺らが本気出せばこんなの序の口よ」
ゼロは負けないとばかりに叫ぶ
「ゼロ、調子に乗るなまだ油断できない」
しっかり剣を握り構える、渚
「いいわ、これからゲームをしましょ」
「ゲーム?」
「そ、ゲーム」
余裕の笑みを浮かべたまま体勢を立て直す。
「ルールは簡単、この水晶を私から奪ったらあのお嬢ちゃん助けられる、どう?」
レイラは左手から水晶を出現した。そして渚はそれを指指して言った。
「それは何だ?」
「知りたい?」
相変わらず余裕の笑みを浮かべるレイラ
「いいわ、教えてあげるこれはねあのお嬢ちゃんの魂よ」
冷酷に告げるレイラ、渚は容赦なく斬りかかる
キーン!
「そんなでゲームなんかしてたまるか」
「あら、残念♪」
刃がぶつかり押し合いになる。
「こんのぉ!」
渚は押し切り、浅くだがレイラの腹部を斬った。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「ほら、渚疲れてんじゃねーよ」
「分かってる、ゼロ」
渚は再び剣を構える、剣は少し黒く染まっている
「そろそろ本気出さないと駄目かしら」
さすがにレイラも笑みを維持できなくなり始めた。
そして一瞬で十数の虚無の弾丸が生み出され
「行きなさい!」
レイラの合図で一斉に渚に襲い掛かる
ズドン!ズドン!ズドン!
容赦なく襲い掛かる虚無の弾丸、宮殿内は半壊し煙が立ち曇る
「これで確実に死んだわね」
レイラは勝利を確信した。
だが・・・
煙の中からレイラの右腕を掴む者、渚だ
「どうして?」
レイラは動揺した。渚はレイラの左手を斬り落とす。
落ちる水晶を渚は掴む
「どうしてそこまでして守りたいの?」
レイラは左手を押さえて言った。
渚は意識が朦朧とする中、ゆっくりと灯に近づいて行く
「あ・・・灯今助ける」
水晶を灯にあてる。水晶は灯の中へ入っていく
「う・・・うぅ」
「灯!灯!」
渚は灯の肩を掴んで揺する。灯はゆっくり目を開ける
「渚どうしたのそんなボロボロになって、あれどうしてこんな格好?」
いまいち理解できてないようだが灯は目を覚ました。
「よかった、早く行くよ」
渚は灯の手を取って走り始める
「ちょっとまって」
そして宮殿から脱出し、裂け目に所に向かう
「朝倉さん!アスカ!」
裂け目の近くでは戦いを終えた二人が待っていた。
「助けてこれたんだね」
「はい!」
「じゃあ、帰ろう」
四人は裂け目に入ろうとした時、渚は三人の背中を押した。
「渚、早く」
灯が叫ぶも渚は首を横に振り拒絶する
「ごめん、決着つけなきゃ」
渚は後ろに振り向いた
「約束・・・守ってね」
その言葉を最後に裂け目が閉じた。
「これでよかったのか?」
ゼロは渚に聞いたが渚の返事は堂々したものだった。
「レイラとの決着を着けに行こう」
渚は再び宮殿へ向かった
次で第一部が終わると思います。
第二部から主人公が変わります。
渚と魔王レイラの戦いの行方は?




