始まり
わたし、佐々貴雪葉は今日で7歳になります。
亡き母は英国人で父は日本人のハーフ。
見た目が母親似の亜麻色の髪なのは分かるけれど、瞳が青なのはおかしいと思う!
兄2人はイギリス人っぽい顔立ちに日本人より色素の薄い黒髪黒目の美形なのに・・・。
という訳で生まれた当初はいろいろな人に驚かれたそうです。(遺伝的にも青い瞳が難しいから。)
『なにブツブツと言ってるんだい?』 『』はイギリス英語
・・・双子の兄がいた。
ノックの音聞いていない気がするのだけど・・・・。
『なんでもない、柊也兄さん。』
『・・・・。』
訝しげな目で見てくる兄さん。
変な子だと思われたかな?
『まぁいいかな。それより父さん遅いね。』
『確かに・・・今日、アメリカで商談が終わってすぐ帰ってくるっておっしゃってたよね。』
『そう言ってたよ。』
今更だけど可愛げがない。
とても今日7歳になったとは思えない。
『わたし達ってとてもじゃないけど、7歳児らしくないよね。』
そう言ったら・・・兄さんが一瞬目を見開いていた。
あれ・・・?
『そうだね。まぁ・・・祖母の教育のお陰かな。』
あれ・・・童謡していたのは気のせいかな。
そう思っていると部屋にバタバタしながら10歳歳の離れた兄が入ってきた。
『・・・兄さん、祖母の跡を継ぐんだから落ち着きが無いといけないんじゃない?』
柊也兄さんの言うとおりだ、
お祖母様はこの国でも珍しい女性伯爵なのだ。
かなりのやり手で・・・お祖母様はどんどん家を大きくしている。
『そうですよ、冬也兄さん。』
『君たち2人は本当に7歳児か?』
『一応ね。』
『じゃなくて!父さんが・・・。』
『父がどうしたの?』
お父様が・・・何をしたんだろう。
帰れなくなったとか?
そんな事を思っていると口を開いた。
『飛行機の墜落事故で亡くなった。』
え・・・?
『な、何言っているの・・・兄さん?
お父様が・・無くなったなんて嘘よ・・嘘だよね!?』
神妙な顔つきで分かった・・・本当にお父様が亡くなったということに・・・。
その後は余り覚えていない・・・。
亜麻色とは淡い金髪の事らしいです。
光沢がない金髪とも書いてありますが、多分ピカピカしていないという意味で使います。




