↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Snowy owl~幸せを探して~  作者: 神在琉葵
惑わしの森
PR
46/120

惑わしの森17




それから瞬く間にまた一週間が過ぎ…

俺達は相変わらずの日々を過ごしていた。




その日もコンパスは光ったのに、アレクシスの姿はどこにも見られず…重い足取りでアランのねぐらに戻っている時…

不意に、俺達の頭上で鳥の羽ばたく音がして…




「あ……あれは……!!」


「アレクシス!!」




それはほんの一瞬の出来事だった。

木々の間から、白いものが飛び去って行くのが見えたんだ。




「ユリウス、コンパスを…!」


「え?」


「早くコンパスを…!」




ユリウスが、懐からコンパスを取り出すと、それは今までにないくらい明るく光ってたんだ。




「やっぱり間違いない!

今のはアレクシスだったんだ!」


コンパスの指す方向も、さっき、白いものが飛び去ったのと同じ方向だった。

ついに俺達は、アレクシスに追い付いたんだ。




「すぐに追わねば…!」


「無理だって、もうこんなに暗いんだ。

しかも、今日は散々歩き回って疲れている。

今から行ったって追い付けるはずがない。」


「しかし……」


ユリウスは悔しそうにしていたが、このあたりは特に歩きにくい道だ。

急ぎたくても急げないし、この疲れた身体では、ねぐらに戻るのが精一杯だ。

そのことは、ユリウスにもわかっていたんだと思う。

それ以上、アレクシスを追いかけようとは言わなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。