惑わしの森7
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「少し休もう…」
次の日、俺達は朝早くからアレクシスの行方を捜したが、森の中はとても入り組んでいて、ずっと暗い。
疲れもそうだが、ランプの油のことも心配で、俺達は一休みすることにした。
「思ったよりもまずい状況だな。
この分じゃ、ランプの明かりはもう何日もたないぞ。」
「かといって、ランプなしじゃ何も見えないし。
先に松明を作った方が良いんじゃないか?」
「松明を作る?
そんなことをしている間に、アレクシスはこの森を離れてしまうだろう。」
「でも、ここは人間には不向きだが、フクロウが住み着くには都合が良さそうな森だぜ。
意外と長くここに落ち着くんじゃないか?」
俺がそう言うと、ユリウスは急に黙りこくった。
俺の言ったことももっともだと考えているんだろう。
「アレクシスの行き先はコンパスがあればわかるんだし…」
俺はさらに言葉を重ねた。
「行き先はわかっても、離れれば離れる程、追い付くのは困難になるんだぞ。
それに、追っている間に、アレクシスに何かあったらどうするんだ。」
奴は急に不機嫌な声でまくし立てた。
アレクシスになかなか追い付けなくて焦っているんだろうが、そんなこと、俺に言われたって知るもんか。
「さぁ!行くぞ!」
ユリウスは立ち上がった。
どうやら俺の言ったことは逆効果だったようだ。
俺は渋々立ち上がり、奴の後を着いて行った。




