できる!魔導の設定資料 世界観編
世界観の資料
【アラビカ王国】
都会では魔導の力を動力源とした近代化が進んでおり、魔法科学と秩序を持った統治国家。
全員が魔法を使えるわけでは無いが、魔導の力が生活基盤に根付いており、そのお蔭で近隣国家と比較して国民は便利で知的な生活をしている。
【国際通貨リューズ】
アラビカ王国の通貨は、小さな宝石の粒に微弱だが特殊な識別コードを埋め込んだ永続魔法がかけられており、不正な複製に対策をしている。
不正は宝石の価値と加工の労力に見合わないため誰もやらない。
一般的な家庭の月の収入が10万リューズくらい。
全くお金を持ってない人間をその形状に見立て『粒なし』という。
【国際魔導闘技大会】
年に一度行われる魔導振興協議会主催の国家イベント。
今大会で開催123回目となる長い歴史がある。
全国から腕に自慢のある魔導士が集まり闘うお祭りのような大会。
参加年齢制限は無し。
選考は潜在魔力測定による一次選考があり、基準に満たないものは参加権が得られない。
2次選考はそれの高数値保持者同士が固まらないように振り分け、ブロックごとに予選が行われる。
全4ブロック中、各ブロックの上位2名が本戦出場権を得る。
勝敗判定は基本審判に委ねられるが、会場リングから出た場合と、意識を失った場合は即負けとなる。『参りました』と審判に聞こえるように発言した場合も負けとして判定される。
禁則事項
・殺傷能力の高い魔法で故意に相手を殺す事を禁止とする。(事故の場合は別途審議)
・観客席までに及ぶ広範囲魔法を使うことを禁止とする。
・殺傷を目的とする一般武器の使用を禁止とする。(魔法による召喚、錬成は認める)
特殊ルール
・魔道具の持ち込みは1つのみ(ただし複数で1つの効果がある物は1つと判定)
なお、優勝賞金は5千万リューズ。副賞として英雄の称号『英雄の腕輪』が授与される。
【魔導振興協議会】
アラビカ王国で最高格に影響力のある魔法使いの集まる組織。
主に魔導に関する国家単位の催し物や魔道具の開発に資金を費やす。
収入源として高名な魔導士による寄付金や関連企業の出資によって運営されている。
ヴェルス・ゼーベックはこの組織の名誉会長であるが、特に運動そのものの指揮に関与はしていない。
【ミンスター】
山嶺に位置する街。
比較的物資は充実している。
【ブレメン】
王国でも比較的大型の都市
王国に全土に張り巡らされる交通機関、【煌魔鉄道】の乗換地点。
国内でも随一の錬金技術がある。
情報発信の鍵を握る思念通信用魔道具【念架魔具】(ねんかまぐ)の発祥地
【バンブルグ】
アラビカ王国の首都
国際魔導闘技大会はここの国際闘技場で行われる。
他にも魔導士ギルドや王国の主要施設がここへ集中している。
【シュヴァルツヴァルト】
アラビカ王国の南部に位置する田舎の山村。
その名は黒い森を意味する。
霊的害を防ぐ結界が村の周囲に張り巡らされており、いわるゆ安全地帯。
混浴の大きな温泉があり、
最近では疲労回復やあらゆる難病に効くと噂の有名な場所になっている。
その為、王国各地からの観光客が増加している。