ショートホラー集 第3夜 水にまつわるふしぎな話 ③
⑪.水と輪廻
水の流れはよく輪廻にたとえられる。
流れ落ちた雨は川を下り海に流れ込み、また雨となって地に落ちる。
もしどこかで閉じ込められてもそれが永遠とはならない。
そして、人の体は約7割が水でできているといわれる。
私は昔ストーカーにあったことがある。いろいろあって相手は死んでしまった。
それ以降雨の日には同じ雨が私を目指して降ってくる幻覚に悩まされている。
⑫.電気ポット
私は人生ではじめての海外旅行に行った。
準備がわからずあたふたしたまま旅立つ。帰ってくると電気ポットのコンセントが
刺されたままになっている。かすかに湯気が見える。海外旅行といえども短い期間のこと多少の水は残っているのだろうか。9割以上冗談でそれとも誰かが毎日水を足していっているのではという妄想もしていたりもする。すぐに現実に戻り、コンセントをぬきお湯をを捨てようとする。
お湯はなみなみと満水ラインまで入れられていた。
妄想が現実だったのかと考えるが鍵はしっかり閉められていた。
⑬.コンセント
良い子の皆も、悪い子も真似をしないでほしい。
濡れた手でコンセントに針金を突っ込む。
ブレーカーが落ち内部が焼けコンセントを取り換える羽目になるだろう。
或いはステータスが見れるようになったり雷魔法を覚えたりするかもしれない。
どちらにしても何もいいことはない。
⑭.砂漠
私は女性不信だ。
砂漠で迷った際に、ともに生き延びようと約束した女性にすべての水をもって逃走されて以来女性不信だ
⑮.水風船
今よりかなり昔の話だ。妹の子守をする少女。
妹を背負い、先日買ってもらった水風船で遊ぶ。
ヨーヨーのようについて遊ぶ。妹は眠っている。
強くたたくと強く帰ってくる。強くたたきすぎた。紐がきれ水風船は地面に落ちてしまう。
買ってもらったばかりの水風船、今よりも貧しい時代。そんなものでも子供にとっては宝物だ。
思わず目をつぶる、水風船は割れてはいなかった。ホッと息をつく、水風船を拾い上げる、何か赤いしずくがこぼれる。なぜだろうか、妹の頭が割れていた。
50個書く予定です。 残りの話の自分用メモ タイトルだけ決めた状態です。
生贄 ウォータースライダー 足を滑らせる 渇く 水たまり 水洗トイレ 船幽霊 人魚 水たまり 河童 カッパ 幽霊船 傘 井戸 シャワー 生水 七夕 水提灯 水撒き 橋 フェリー 山奥の小川 泉の精 コンロの火 水に話しかける実験 黄泉の河原 三途の川 両生類 人面魚 風呂 傷口を洗う 浄水設備 てるてる坊主
一応どういう話にするかというざっくりした考えは浮かびましたがキーワード自体を忘れたらまた考え直しになるので