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恋したあの娘は大魔王  作者: きゃたっつー
はまってしまった…
3/11

大波乱の幕開け

 

 『聞いた?魔王様が人間の女に恋したらしいよ』


『聞いた、聞いた。しかも部屋に引きこもってずっと話してるみたいだし』


水の精霊ウンディーネが執事・執事から魔王の事を聞きだして数日、魔王がギャルゲームにはまったという情報があらぬ方向に湾曲してしまい、今に至る。

ウンディーネにギャルゲームの知識がなく、執事が持ち出したパッケージからの少ない情報でこう広めた。『魔王様が箱に閉じ込められた人間の少女に恋した』と。


大まかに言って間違いではないが、正しいともいえないので誤解?を解くのに困る。

執事は一人頭を抱えていた。



「はあ……ぎゃるげーむについて広められなかっただけよかったけど…、そのキャラくたーに恋したことが広がると収拾がつかなくなってしまう」


魔王専用第3ルーム前の廊下、お盆にコーヒーを淹れたカップを持ちながら執事は久しぶりのため息をついていた。メイドの提案を受け、実行したところ上手くいった矢先のお喋りウンディーネの件。出鼻を挫かれるにも程がある。


「魔力に影響がないだけ、ましかもしれませんね…」


かちゃかちゃと音を立てるコーヒーカップは軽快なリズムを奏でているが、それを持つ執事アルバートの心中は複雑である。


「魔王様の尊厳に関わるのも時間の問題…、魔族の噂も7年と5ヶ月とは言っても厳しいですし…」


うー、と唸る執事。凹凸(おうとつ)がつけられている構造の廊下に加え、小さい音量の唸り声では響くはずもない。誰も執事の苦悩に耳を傾けることはない。


「あははは。どーしたのぉ?アルアル」


「アルアルどーしたのぉ?あははは」


―――訂正、彼女たちを除いて。


「ルティ様にシエル様…。何故このような所に?」


彼女たちにとって城は家なので執事のこの質問は可笑しいと感じるが、城内に居る者なら違和感を抱くことは無い。なぜなら彼女たちは……


「だって魔王様が全然かまってくれないんだもん‼」


「くれないんだもん‼シエル暇だよぉ、アルアル遊ぼ‼」

 

普段は魔王の玉座がある第1ルームにいるからだ。

魔王が呼んだ時に現れ、それ以外の時は基本、自らの発光を抑えているので魔王とメイド以外には認識されない。職務外時間では何かと魔王と遊んでいる光景が終始見られる。


「いえ…今から魔王様にお飲物を届けに行きますので」


執事は彼女たちについて余り詳しく知らないが、一つだけ言うのならルティとシエルの云う遊びというものはかなりハード。

彼女たちは不定形の発光体。しかしその身に持つ魔力はとてつもなく高いようで、ランクに換算するとAA。AAAランクの執事とはいえAAランクを2人同時に相手することは不可能である。


「じゃあ、じゃあ‼それ置いたら遊ぼ、ね?アルアル」


「アルアルー‼遊んでくれないと悪戯しちゃうもんね」


「うぐっ…それだけは勘弁してもらいたいですね」


彼女たちの悪戯とは子供が考えるそれとは大違いで、心理を突いてくるものが多い。

実際にやられたものの中に『ウンディーネ事件』という奇怪な悪戯がある。


「あははは。冗談だよアルアル‼」


「だよ‼アルアルと話したの久しぶりだから、楽しいね」


空気中をひゅんひゅんと飛び回る彼女たちの輝きは、声色が変わると共に明るくなった。

彼女たちの気分次第が明るさと比例しているのなら、ご機嫌の取り方が分かって便利かもしれない。仲の良いメイドは、それを見抜く能力が高いようだ。


「た、楽しい…ですか?ボクはよく話の詰まらない者だと、言われますが…」


「あぁー、もう‼そういう事じゃないってばぁ、アルアルのアルアル‼」


「ぼ、ボクのアルアル?」


「あははは。アルアルとルティ面白―い‼もっとやって、もっとやって」


彼女たちはからかい半分で執事に話し掛けているが、それを本心だと思い込んでいる執事は、そのテンションに合わせられずに真面目に返してしまう。

年齢も執事の方が上だが、魔王の妹的存在であるルティとシエルを自分より階級が上だと考えてるので、幼そうな彼女たちにも敬語を使うのだ。ある意味では良い所と言えよう。


「シエルも一人で楽しまないでよー‼」


「あははは。ごめんなさーい」


シエルは黄金色に輝く自身の身体をより発光させて、喜びをあらわした。

そして、それが気に食わなかったのだろう、ルティも水色に強く発光し反論しているようだ。水色と黄金色のコントラストがとても綺麗である。



「あ…あの妹様方。魔王様にお飲物を運ぶ途中でしたので、これで失礼させてもらいます」


しかし、そんな綺麗な光景を前にしてもやはり業務が優先。

執事は彼女たちにそう告げて、去ろうとした。


「えぇー、もうお話終りなのぉ?」


「なのぉ?でもまあいっか‼アルアル、楽しかったよ」

 

発光体である彼女たちの表情は(うかが)えないが、いささか、つまらないという顔はしていないだろう。輝きが澄んでいるので楽しかったようだ。


「あ、遊んでくれたからアルアルに良いもの見せてあげる‼」


執事が踵を返して魔王の居る第三ルームに向かおうとしたら、突然そんな事を言った。


「あ、もしかしてあれのこと?シエルも頑張るぅ‼」


あれのこと、とは何なのだろうか。恐らく知っているのは当の本人たちと親交深いメイドぐらい。

執事も興味深そうにしている。


「いくよー‼」


「せーの‼」


魔王が断罪の呪刀(アルテミシス)を現出させる時と同じように、彼女たちは一つに重なった。

そして……


『お仕事お疲れ様、お兄ちゃん』


「ぐぷっ‼」


光が退いた瞬間、執事の目の前に現れたのは断罪の呪刀(アルテミシス)の刀身である翡翠色と同じ髪色をした美少女であった。しかもメイド服姿というコスプレ。魔王がプレイしているゲームに登場するキャラクターだろう。

突然の出来事に驚いた執事は何物にも形容し難い音を立て、吹いた。


「あははは。ひっかかった、ひっかかった。やっぱりアルアルはアルアルだね」


「い、妹様方何をなさるのですか!?」


「アルアルが怒ったぁ、逃げろぉ‼」


そして、その姿のまま何処(どこ)かへ行ってしまった。まるで台風だ。


「はぁ……、魔王様とは違った意味で夢中になるものがあったのですね」


彼女たちが去った後に残された執事は、苦笑するのみであった。

そして、いつも通り第三ルームのドアノブに手を掛けるの。



――――。


『―――くんのことが……好き…です』


執事が第三ルームに頻繁に出入りするようになり一ヶ月。この日もジャージ姿の魔王はギャルゲームをしていた。執事も大分ゲームに詳しくなったようで、ある程度なら恋愛フラグの立つ選択肢を見抜くことが可能となっていた。魔王曰く成長のスピードは遅い方らしく、通常なら一週間程度らしい。相当やりこんでいる。


今魔王がプレイしているギャルゲームのタイトルは『みんな幸せで文句あるか?』というものだ。

ハーフの帰国子女である主人公の恋愛ストーリー。勿論フラグの立て方によってハーレムエンドや一人と付き合う純愛エンドなど多々。幼馴染・クラスメートといった通常パターンから妹やお手伝いさんといった稀有なパターンも。魔王曰く名作らしい。



 「長時間のプレイお疲れ様です。眠気覚ましになると思いまして、ジャスミンティーを用意しました」


画面の色が完全に黒になったので、執事がすっとジャスミンティーを差し出す。

これも魔王が集中してギャルゲームに臨めるように、という理由から執事が決めたことである。ギャルゲームをプレイしている時に茶を差し出す、余分な物音を立てることはNG。


「ああ。ありがとな、アル」


画面の電源を落としたことで、同じように集中力が切れた魔王は座っていた椅子の背もたれに、より体重を掛けて背筋を伸ばす。魔王らしからぬ光景だ。

ジャスミンティーは飲まないらしく、近くの机に置かれた。


「ぬぁあー……、ジャスミンティーか。俺は渋めが好きだな」


十分に背伸びが出来たらしく、今度は机に手を伸ばしジャスミンティーを啜る。

せかせかと動き回るところは、ゲーマーになったところで変わりはしない。

これも威厳なのか?


「そうでしたか、では次からはやや渋めに淹れておきます」

 

執事になりたての頃は、魔王のこういう発言は全て嫌味に聞こえていたが、今ではマイナスに捉えていない。寧ろアドバイスだと感じている。



「……アル」


「はい、どうされましたか。魔王様」


ジャスミンティーを啜る音が止んだと思ったら、矢継ぎ早に魔王が話し掛けてきた。

説教か、と一瞬身を強張らせる執事。


「俺はこの数ヶ月で何作品のゲームをしてきたのだ?」


「そうですね……今見えるだけで100程かと思います」


「そうか……」


途切れ途切れな会話。魔王がこれ程にまで自身の意見を口に出さないのは、初めて見るのかもしれない。何を躊躇っているのだろうか。


「アル、俺は飽きた」


「……は?」


「飽きたのだ、画面という平面上でしか行われない恋愛に」


 何と言う事だ、あの、ゲームに『ど』がつくほど熱中していた魔王の口から飽きたという言葉が出てきた。いや、出てきてしまった。

しかもあと一歩でギャルゲームの概念を否定しかねないのだ。平面上で行われる恋愛だからこそのギャルゲームだ、考え方が180度変わっている。


「では…この部屋はもうお片付けなさるのですか?」


この部屋に積まれているおびただしい萌えグッズの処分はどうするのだ、という疑問を抱えながら聞いた。


「いや、これは取っておいてくれ」


「え?……では飽きた、とはどういう意味ですか?」

 

「…………」


執事の質問を受けて、黙る魔王。そして、一拍置いて声高らかに言葉を放った。


「俺は……このギャルゲームの世界に行く」


「ぐぷっ‼」


執事が本日二回目の驚き、そして持っていた銀の盆を落とした。





♦    ♦


魔城の地下深く、大体地下10階程の所にある部屋に2人魔王と執事は来ていた。

魔王は久しぶりにあのロングコートを羽織り、煌びやかな存在を主張する宝石の指輪を付けている。まるでこれから勇者を迎え撃つ時のように。


「魔王様…失礼ながら言わせてもらいますが、正気ですか?」


「言うようになったな、アル。俺は至って正気だ、いつも通りだぞ」


石造りの一際古風な階段、壁に立て掛けられただけの松明(たいまつ)が照らす階段は暗くて、空気が悪い。


「足元に気を付けろよ、転んでゲームを壊した際は給料99パーセントカットだからな」


「わ、分かりました」


華やかに着飾った魔王とは正反対に、執事は重厚そうな造りの箱を大事そうに抱えている。

会話から分かるように、重厚な箱の中身はあの『みんな幸せで文句あるか?』である。


何故、こんな薄暗くジメジメとした場所に魔王が大事にしているギャルゲームを持ってきているのか。答えは簡単だ。


「着いたぞ」


石造りの周囲から浮いてるように現れた鋼鉄の扉。そう、ここが空間移動をする際に必要な魔法陣の刻まれている部屋だ。



「魔王様、ギャルゲームの位置はここでよろしいですか?」


「ああ、これといって注意するほどでもないからな」


魔法陣の中央、丁度いくつもの線が交差する位置である。


「術式を唱えてるときは誰も部屋に入れるなよ、魔法陣の歪みによる副作用で大変なことになるからな」


「わかりました」


重厚な箱を置いた後、執事を部屋の外に出して術に取り掛かる。

基礎部分ができているので、準備といっても特にない。便利だ。


鋼鉄の扉がぎぎぃと重音を立て、閉まる。これをもって、魔法陣の部屋には何者も何物も通してはいけない。それが執事に与えられた本日最後の使命である。


『じゃあ始めるぞ』


「はい」


扉越しに聞こえるエコーのかかった声が術の始まりを告げる。執事も一層に気を引き締める。侵入者が来るなら最強クラスの魔法でさえ使用する覚悟だ。



「汝、我なりし贄を絶て。其の界へ(いざな)え、万物去り………」


漆黒の床に刻まれた白線の魔法陣が端から徐々に光を帯びていく。

ルティやシエルたちの光のそれとは違った輝きで、不思議な感覚である。



「(始まりましたね……何事もなければいいのですが)」


眼を閉じて静かに時を待つ執事の願いは一つ、無事に術が終わる事。

石壁に反響する音はなにもない。時折松明の火がぱちっと弾ける音のみ。



――。だが、魔王と執事のその願いは脆くも崩されるのだ。


「あははは。何してるのアルアル?」


「アルアル、楽しそうなことしてる‼何々?」


「妹様方‼そちらに行ってはいけません、危険です‼」


あのおてんば発光体とそれを止めるメイドが秘密の魔法部屋に繋がる階段に現れた。

予想だにしない事態である。エマージェンシー。


「えっ!?妹様方にメイドさん?何故このような所に」


「あははは、アルアルはっけーん‼魔王様もその向こうに居るんだねぇ?」


「まっおうさまー‼遊ぼうよー‼」


高速で突っ込んでくる発光体。突然にしてみれば恐ろしく見えるかもしれない。


「アルバートさん‼妹様方を止めてください」


後から追い掛けてきたメイドさんも、必死の形相で事態の重大性がわかる。


執事は先ほど最強クラスの魔法を使う覚悟があるとは言ったものの、彼女たちにそんな危害を加えるようなマネができるとは限らない。内心、葛藤している。


「え、あの…あぁもう‼妹様方、お止まりください‼」


最強クラスの魔法、とまではいかないが上位の守護魔法を繰り出す。

あらゆるものの侵入を害し、跳ね返すバリア。ミサイルからホコリまでもをを通さない。


「あははは。そうくると思って」


「対策を練ってたの。あははは。ルティ」


「がってんシエル」


そして今回もあの少女の姿になった。執事に絡む時の恒例になってしまったようだ。


『AAらんくの二乗だぁ‼』


AAランクが2人合わさったら二乗になるという、安直というか子供らしいというか。

実際のところそうとは限らないが、彼女たちの気持ちによる力も恐ろしい。

輝きが増すように、魔力も変わってしまうのだ。


「妹様方‼あぁ…仕方ありません」


守護魔法とルティ・シエルが衝突する直前、メイドも空間から白銀の鎖を召喚させる。

鎖の先端に括り付けてあるのは、(つば)の無い小刀。日本刀よりかは西洋風。


鉄とは一味違う色を放つ鎖。その眩い反射光からは、その鎖が生半可なものでは斬られないことを主張しているよう。


「助太刀します、アルバート‼」



まるでポルターガイストによって浮遊するかのように空中を動き出す白銀の鎖。

そして鎖の先の剣が向かうは執事が張った守護結界。結界がルティ・シエルたちによって破られないように、支えをするらしい。石造りの廊下で強靭な壁という利点を使い、次々と結界の周りに鎖で空間に線を刻む。


『あー‼ミフユンまで遊んでくれるのぉ、じゃあルティとシエルも頑張っちゃうもんね‼』


メイドが本気で自分たちを止めに来ているとは考えていない彼女たち。しかし、その考え方に反比例して彼女たちを包む魔力の光は輝きを増している。


補足だが、ミフユンとはメイドのこと。12月の別名である三冬月からきている。

漢字表記では『美冬』。彼女のことは追々説明することになるだろう。



『必殺ぅ‼』


執事が張った上位クラスの守護魔法。メイドが作り出した最強クラスの防護鎖。それらが受け止めるのは、AAランクの二乗によって繰り出される加減知らずの大魔法だ。

結果など到底予測ができない。


平均魔力ランクAAAの魔法が今、ここで衝突した。



♦   ♦


「(外が騒がしいな……ネズミ程度に驚いているのか?)」


鋼鉄の扉越しにでも伝わってくる轟音。しかし外では執事が自分の給料の為に命がけで戦っていることを知らない。魔王は呪文の詠唱中なので言葉にして説教することは不可。


「(まあ気にすることでもないな、もう少しでゲームの世界に行けるのだから結果オーライだ)」


しかし、そんな甘い考えが(あだ)になってしまう。



 

どんっと突如鋼鉄の扉が開かれた。いや、壊されたと言った方が正解か。

原因はもちろん……


『あははは。やったぁ、ルティとシエルの勝ちだぁー‼』


彼女たちが無理やり扉を突破したからだ。

人型になっているので呑気に笑顔を浮かべている様子がわかる。



(くう)を越え我の箱舟となれ。―――なっ!?ルティ、シエル、どうしてここに」


魔王は突如現れた少女が彼女たちだと分かったらしいが、何故ここに居るのかは理解できないようだ。

驚くのは無理もない。魔王は詠唱前に執事に口酸っぱく、誰も居れるなと言った。

だから本来ではルティとシエル、そして彼女たちを追い掛けてきたであろうメイドが居ることは可笑しいのだ。


「妹様方、ここに入ってはいけません‼異空間に飛ばされてしまいます」


「美冬…お前まで何故……?」


色々な思考が魔王の頭を駆け巡る。

――だが、一度始まった空間移動の魔法は三人の退出をさせてくれる猶予など与えてはくれない。魔法とは無慈悲なものである。


「くそっ‼お前たち、一刻も早くここを去れ‼」


魔王が予想していた最悪な状況が目の前で起こっている。ルティとシエル、メイドが魔法陣の中に入ってきていることだ。副作用の発生条件がそろってしまった。


ゴゴゴ、という大きな音がなり、部屋全体が揺れる感覚がした。

そう、もう手遅れだという証拠。空間移動魔法の詠唱は終わっていたのだ。



「嘘だろ……」


魔王がぽつりと呟いた言葉。これが漆黒の部屋で聞かれた最後の言葉となった。






♦  ♦


「……ぅぐ。あれ?ここは……」


魔王を含めた彼女たちが魔法に巻き込まれた数時間後、執事は目を覚ました。

状況から察するに魔法の衝突により気を失っていたようだ。


「そうだ…魔王様は!?美冬さんも妹様方もどこへ…」


砂煙が充満する地下一辺。執事は必至に三人を探した。

しかし見つかるはずがない。


何故なら魔王たち三人は既に――――




『魔王様…ここは?』


「俺のお気に入りのゲームの中だ」



―――『みんな幸せで文句あるか?』の中に入っていたのだ。





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