第8話 スキル習得
マスタールームに戻ってきた俺達がまずしたことは、俺の強化だった。
そう、俺の固有スキル『スキル管理』を使って部下のスキルをcopyしようと言うのだ。
「まずは、酒天のスキルから貰うわ。酒天いいか?」
「勿論でございます。私の体は隅から隅まで主様の物。お好きなようにお使いください。」
……言葉にエロスを感じてしまうのは、男ならしょうがないだろう。そう!しょうがないのである。
「そ、そうか。なら、遠慮なくコピーさせて貰おう。」
そして、酒天のスキルをコピーする。
すると、体が軽くなったような感じがした。
それを確かめるためにステータスを開く。
すると……
名前 :鳴海 海斗
年齢 :17
種族 :ヒューマン
職業 :ダンジョンマスター
レベル :1
称号 :ダンジョンマスター・委員長・
ダンジョンレベル:1
HP :250
MP :600
STR :100
VIT :80
AGI :200
INT :300
DEX :200
固有スキル :異世界言語理解・鑑定・スキル管理・アイテムBOX・支配者の心得・武神の心得・腐の伝道師
戦闘スキル :射撃1・柔道1・剣術1・投擲2・逃走5・統率5・格闘技4・刀術6・身体強化4・狂戦士化
魔法スキル :
生産スキル :溶接1・料理5・木工1・電子工作1・プログラミング1・裁縫2
生活スキル :掃除5・洗濯4・計算7・数学5・文書作成3・
格闘技・刀術・統率・身体強化・狂戦士のスキルが加わり、さらに身体強化のスキルなのかSTR、VIT、AGIが上がっていた。
そして、お気づきだろうか。同盟が発足したので、幼馴染達の固有スキルが俺のステータスに加わっている。
「成程、これがスキル管理か。やはり強力だな、固有スキルは」
そして、他の配下からもスキルをコピーする。そして、コピーした結果がこうなった。
名前 :鳴海 海斗
年齢 :17
種族 :ヒューマン
職業 :ダンジョンマスター
レベル :1
称号 :ダンジョンマスター・委員長・
ダンジョンレベル:1
HP :250
MP :600
STR :100
VIT :80
AGI :200
INT :300
DEX :200
固有スキル :異世界言語理解・鑑定・アイテムBOX・スキル管理・支配者の心得・武神の心得・腐の伝道師
戦闘スキル :射撃1・柔道1・剣術1・投擲2・逃走5・統率5・格闘技4・身体強4・刀術6・身体修復4・狂戦士化・斬撃耐性3・衝撃耐性3・疲労無効
魔法スキル :
生産スキル :溶接1・料理5・木工1・電子工作1・プログラミング1・裁縫2
生活スキル :掃除5・洗濯4・計算7・数学5・文書作成3・
配下からスキルを受け取り終った後は、今度は逆にスキルを与える事にする。
「酒天これから、お前に様々なスキルを与える。いいな?」
「有難うございます。先程頂いた刀(第5話参照)だけで無く、新たな力まで頂けるとは……。この酒天一生主様に着いて行きます」
「それは違うぞ。俺はお前に強くなって貰わなければならない。つまり、お前にスキル等の力を与えるのは、云わば俺の義務だ!……まあ、いいや。じゃあ与えるな」
少し熱くなってしまったがこれは俺の本心だ。酒天がやられてしまったなら。俺も危ないのだ。
「ありがとうございます」そう酒天は笑顔で言った。
そして、酒天にスキルを与える。その結果が以下になる。
名前 :酒天童子
年齢 :0
種族 :鬼人
職業 :武将
レベル :1
称号 :ダンジョンボス
HP :1000
MP :100
STR :350
VIT :280
AGI :200
INT :20
DEX :20
戦闘スキル :格闘技4・刀術6・統率5・槍技5・身体強化4・狂戦士化・射撃1・柔道1・剣術1・投擲2・逃走5・身体修復3・斬撃耐性3・衝撃耐性3・疲労無効
魔法スキル :
生産スキル :溶接1・料理5・木工1・電子工作1・プログラミング1・裁縫2
生活スキル :掃除5・洗濯4・計算7・数学5・文書作成3・
「まだ、余り強くなくて、それ位しか強化出来なくてごめん。でもこれから更に強くなるから今はこれで我慢してくれ」
「いえ、少しでも強化してくださったのですから……。重ね重ねお礼を言わせて下さい。」
ここからは、更に踏み込んだ育成計画をしていく事になる。
「酒天、ここからどの様にモンスター達を育てていけばいいと思う?」
「そうですね……この主様のダンジョンで優れている点は主様がスキルを一括管理、一斉配布出来る点だと思います。なので、全員に同じ訓練をさせるのでは無く、一人一人に何かしら特化した訓練をさせるべきだと思います」
それは、利に叶った案であった。
確かに一人が一つのスキルを専属的に育成し、そのスキルが育った所を俺が回収し全員に配る。さらに、『支配者の心得』や『武神の心得』がある俺はスキルが上昇しやすい。
そうすれば、かなりの戦力UPが見込めるんじゃないか。
「成程、たしかにとても利に叶っている。すごいぞ酒天。しばらくはその方向で育成していく事にしよう」
「お褒め頂き有難うございます」
そして酒天と計画した通り、モンスター達にもスキルを与えて行く。
ゾンビとキャタピラー以外のモンスター全員にこのスキルを与えて行く。
ゾンビとキャタピラーにスキルを与えないのは、この2つのモンスターにスキルを与えても、そのスキルの鍛錬が非効率だからだ。
ゾンビとスケルトンに与えるのはダンジョンオープン前頃になるだろう。
これで、一先ずの強化は終了だろう。
そして、運営方向が決まったこのダンジョンは、着々とクリアに向けて動き出すのであった。
「あ、そうだ酒天。俺もう今日は寝るけど、お前どこで寝るの?」
「私は床で寝ようと思っていましたけど……ダメでしょうか?」
「そりゃダメだろう。なら、いs「失礼致しました。すぐにマスタールームから出てボス部屋で寝ます」待てま待て待て!!そう言う事じゃない。今はポイントが無くてベッドをもう一つ買えないから、一緒に寝るか?ということだ」
すると酒天は目を丸くして「よろしいのですか?」と聞いてくる。
「どっちかと言うと俺の方が。俺なんかと一緒に寝ていいのかって感じだがな」
「そんな主様と一緒に寝るのがいやなんて、そんなこと絶対にあり得ません!!」
それは、もうこっちが驚くような剣幕だった。
「そ、そうかじゃあ、ポイントが溜まるまでは一緒に寝るが我慢してくれ」
「不束者ですが宜しくお願いいたします」
そう言って俺と酒天は一緒のベッドで寝るのだった。
そして、波乱に満ち、俺の人生を大きく変えた一日が終りを迎えた。
追伸
酒天はすごい良い臭いでした。
ダンジョン運営1日目終了
ポイント残高:50p
クリアまであと99'999'999'950p