第12話 進化
一番右にいたゴブリンのステータスを確認する。
名前 :
年齢 :0
種族 :ゴブリンリーダー
職業 :
レベル :3
称号 :
HP :300
MP :150
STR :150
VIT :80
AGI :120
INT :50
DEX :800
固有スキル :異世界言語理解・鑑定・アイテムBOX・スキル管理・支配者の心得・武神の心得・腐の伝道師
戦闘スキルP:射撃1・柔道4・剣術4・投擲5・逃走7・統率6・格闘技6・身体強化6・刀術7・・狂戦士化・身体修復5・斬撃耐性5・衝撃耐性5・疲労無効・弓術4・槌術4・盾術4・ナイフ投げ4・斧術4・槍術4・棒術4・隠密4・追撃4・索敵4・トラップ作成4・トラップ解除4・精神集中4・応援4・
魔法スキルP:無属性魔法3・火魔法3・風魔法3・地魔法3・水魔法3・闇魔法3・光魔法3・魔力操作4・魔力探査2・瞑想4
生産スキル :溶接1・料理6・木工3・電子工作1・プログラミング1・裁縫4・石工3・楽器演奏3・
「なんじゃこりゃ!?」
何とゴブリンはゴブリンリーダーに進化した。
『テ~レッテ~テレレッテレ~』頭の中に某ポケットなモンスターが進化する時のBGMが流れる。
「それに、良く見るとレベルが上がってる!!ゾンビを倒して上がったのか。」
それも衝撃を受けた理由の一つだった。
同じダンジョンのモンスターを殺してもレベルが上がるのだ。これは衝撃だった。
続いてみて行くと。
ゴブリンファイター、ゴブリンアサシン、ゴブリンシーフ、ゴブリンハンター、ゴブリンマジシャン、ゴブリンクレリック、ホブゴブリンなどが生まれていた。
全員、全体的にステータスが上がっており、レベルも同じ3だった。
内訳でいうと、
リーダー1
ファイター1
アサシン1
シーフ1
ハンター1
マジシャン1
クレリック1
ホブゴブリン4
総勢11体のゴブリンが進化した。
続いてスケルトンを見ると。
スケルトンリーダー2
スケルトンソードマン1
スケルトンハンター1
スケルトンマジシャン1
ハイスケルトン6
と、総勢10体のスケルトンが進化した。
「これは一気に、進化したな……。だが全体の割合で見ると、ゴブリンの方が、進化している。やはり、生き物の方が進化しやすいと見て間違いなさそうだな。」
「主様、進化も大事ですが、こちらの後処理をまず終わらせてください」
「後処理?……あ~……」
酒天に言われ周りを見ると、ゾンビの死体の山が広がっているのを思い出した。
「どうしよっか、これ?燃やす?捨てる?」
「主様現実逃避しないで下さい。モンスターには魔核と呼ばれる部位があります。これは人間の間では売り買いがされている様なので、取っておきましょう。」
「成程、いいんじゃない?」
「それと、問題は死体の方なのですが、4分の1程はゴブリンの餌として、残りは燃やしてしまいましょう。」
「え!?ゾンビなんて食えるの!?っていうかゾンビって腐ってるよね!?大丈夫なの!?」
すると、ゴブリンリーダーが大丈夫とでも言うように、徐にゾンビの破片を口に入れた。
「ま、まじか……まさかゾンビーフを本当に食べる奴がいるなんて……ゴブリンの雑食レベル舐めてたわ……」
「はい、ゴブリンなら大丈夫です。それに、最近では餌が若干足りなくなってきていたので丁度いいです。」
「成程、なら、お前はゴブリン達に命じて綺麗な死体を集めてこい。そして、それを食糧にしろ。また、ゾンビの魔核は別で取っておいてくれ。」
そうゴブリンリーダーに命じる。
「そして、スケルトンリーダーの2人は、スケルトン達を使って、残りのゾンビから魔核を採取して、死体はその隅に纏めておいてくれ」
そう言うと俺は酒天を連れてマスタールームに戻った。
「はぁ~疲れた。」
「お疲れ様で御座います。」
「酒天も御疲れ。しかし、気が抜けると、自分の臭いが気になるな。少し風呂に入ってくる。」
ゾンビの群れの中で戦ったのだから体中にゾンビの腐った臭いが付くのも当然だった。
「あ、いや、先に酒天が入ってくれ。流石に女の子をこんな臭いをさせたままで居るのは気が引ける。」
「いえ、主を置いて先に入る従者など居ません。お気になさらずお先に御入りください」
「いやいや、そういう訳にも……」
「では、一緒に入らせていただきます。」
「え?え?ええええええええ!?いや一緒ってダメでしょう」
「勿論主様が御嫌でございましたら、遠慮いたしますが……。その場合、勿論私は主様の後に入らせていただきます」
「いや、でも……。酒天は嫌じゃないのか俺と一緒に風呂に入るのが」
「何故嫌なことが有るのでしょうか。この身は何処まで行っても主様の物。捧げよと仰られるなら、いつでも捧げる用意はして御座います。」
「う~ん。それじゃあ、一緒に入るか」
そうして、お風呂に一緒に入ることが決まった。
「主様、お背中お流しします。」
「お、お願いします」
「あまり、緊張なされないで下さい。私は貴方様の『物』なのですから。」
「ん~俺の物っていうの辞めない?確かに俺は君の召喚主だけど、君の事はモンスターというよりも、むしろ仲間、家族として見ているんだから、あんまり自分の身を軽く言うのはやめてくれ。」
「失礼いたしました」
「分かってくれればそれでいい。だから、もし俺が君に体を差し出せとか言っても断っていいから。」
「いえ、その時は喜んでからだを差し出しましょう。」
「いや、だからもっと自分を大事にしろ「私は主様を御慕い申しあげておりますので」って………………ん?」
一瞬何を言われているのかが理解出来なかった。
「御死体?申し上げる?死体って死んだ体のことだよね。死んだ体を申し上げる?死ぬってこと?」
我ながら意味不明なことを言っていた気がする。
「いえ、私は主様に対して、恋をしているのででございます」
「ああ~慕うって恋をするってことか!!…………ええええええええええええええええええええええええええええ!?恋しているって君が?この俺に?」
理解した瞬間、俺は顔が真っ赤になるのを感じた。まるで瞬間湯沸かし器である。
この鳴海海斗という男、年齢17にして、彼女が出来た事なし。
バレンタインは幼馴染二人からの義理チョコのみという(母親は『二人から貰えるなら、いらないわね』と言ってくれなくなった。)普通の男子高校生である。
つまり、恋だの愛だのは学校で噂に聞くか、ドラマやマンガで見るだけのものであり経験ZEROである。
なので混乱し具合は、
「ちょ、え、まじ、ファイナルアンサー?」
などと意味不明な事を口走っており……である。
「はい、なので、主様が私を必要とするならば何時でも体を差し出す用意は出来ております」
「それって、あれだよね。戦闘に必要だから体を差し出すとかそういうことだよね。ね?」
(そうだ、いくら酒天がおれに尽くしているからって俺に体を差し出すなんてあり得ない。っふ、簡単なトラップに嵌るところだったぜ)
「いえ、戦闘もですが、男女の営みについても主様がお命じくださるのであれば」
そう酒天が顔を赤らめていう。
(逃げ場がねええええええええ!!)
(いいの?そういう結論でいいの!?『酒天は俺に恋をしてる』ってことでいいの!?そんなエロゲのタイトル的な感じでいいのおおおおおおお!?)
(いや、まて落ち着くんだ、そんな短絡的な思考じゃダメだろう。もっと頭を回転させ!!!!!!???????)
俺が意味のわからない脳内会議をしていると、背中を流している酒天がいきなり俺に抱きついてきた。衣料配給BOX(最低)にはタオルなんていう素晴らしい物はないので、つまり『ダイレクト』である。パラダイスである。男の理想郷である。
「これで、信じて頂けたでしょうか?」
(これはもう信じていいですかね?もう行っていいですかね!?)
(よし行けGO!!)
脳内会議の全会一致を見た瞬間だった。
「酒天」
「はい主様」
「本当に後悔しないんだね?俺、ゾンビとの戦い程度でビビるチキンだし、顔もカッコ良くないし……」
「主様。私はそんな主様が大好きなので御座います」
「酒天……」
そして、風呂から上がるとそのままベッドへ直行した。
そのあと滅茶苦茶○○した。
鳴海海斗17歳初めて彼女ができました!!!!
8日目終了。
収入 2日目~7日目の自然回復 600P
2日目残P 60P
支出 モンスターに配った武器 450P
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残り 210P




