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道と料理

58話


最初に説明しておこう この夏イベントでの、デスペナルティは『風鈴』が1つ減るだけ ただし、それはモンスターに殺られた場合に限る


PKに殺られた場合は全ての『風鈴』が奪われてしまう

しかし、PKが殺られた場合は全く別である

PKの所持している『風鈴』と全く同じ数の『風鈴』が

倒したプレイヤーに渡させる

つまりPKが沢山持っていればPKを倒した方がお得


だが、PKが風鈴をどれだけ持っているのかは倒してみないと分からない


そして

キザ達のグループはキザ以外を除き全員で30個近く所持そして、キザはモンスターやPKもやっていた為30個所持していた


しかしそれら全てはグリムが倒した事により(0)と化した


初日の順位はトップギルドのエース達が率いている

グループが独占している


1.宵闇の烏 140個

2.瞬光 51個

(サエル達 40個 リク ドロップ率up 5個 カエデ達 6個)


3.蒼天山   50個

4.屍死慈葬 49個

5.双騎団   30個



そして、日付はイベント2日目に至る



2日目の朝5時


「モンスターの気配?」

血壁ブラッドウォールの向こう側からモンスターの気配を感じて俺は目が覚めてしまった


「皆を起こさないように出ないとな」


立てかけてあった『雪血』を手に取り

俺は血壁ブラッドウォールを解除した そして抜け出したのちすぐ様血壁(ブラッドウォール)を再創造する

「これで3人に危害は無くなるな」


『雪血』を何時でも抜刀できるように、柄に手をかけながらモンスターの気配を探っていく


「ん?変だなこのモンスターの気配⋯」


モンスターの気配を壁の向こう側から感じた


「この壁、大岩が激突してヒビが入ったのか」


ヒビ?

(壁は壊せないと思っていたが、まさか壊せるのか?)

そう思いながら、俺は左手で壁を叩いてく

「こういうのって大抵音が違う⋯⋯見つけた」


叩いていくと途中から音が変わっていき、壁の向こう側には、部屋か通路、何かしらがある事が判明した

俺は『雪血』を鞘から抜き壁を切り崩した

「さて、どんなモンスターなん―――マジか」




1つ、良いことを伝えよう

壁を切り崩して進んだ先には小部屋が存在しており そこには、三階層に行ける階段を発見できた

しかしこれは良いことである


良いことの裏側には悪いことが存在している

そして、今回も例外ではない

今回の悪いことは階段の前にモンスターが立ち塞がっていることであった











この迷路迷宮は、デスに関係しており、

スケルトンやリビングアーマーはアンデッド系に位置し主に2種類のパターンが存在している


1.死霊術師ネクロマンサーが操っている

2.前世での恨み妬み後悔などの無念の死を遂げてしまったために成仏する事ができず現世に残ってしまう








今回はどちらかと言うなら後者の方である


そして、このモンスターとは夏イベント終了後にも何故か出会うことになるのだが、この時の俺はそうなる運命ということをまだ知らない


「貴殿に一つだけ問おう 此処に忍び込んだ方法を今すぐ答えよ 答えないと言うなら――」

「デ、デュラハン...」


この時に出会ったデュラハンまたの名を首無し騎士



「ん?確かに首無しはそうそう見ないだろうな ふふ」

(会話できるのか モンスターなのに...)


「失礼だな 私は確かにモンスターになったもものの知能は残っているんだぞ」


(あれ、俺今声に出して喋ってたか?)

「昔はそういう視線に敏感だったから分かるんだよ」


視線か...対峙したら今の俺に勝てるのか


「ふふ そんな目で見ないでくれたまえ 何も今から戦うわけじゃないんだからさ」

「その言葉を信用できる確信が今の俺には無い」



この迷宮にいる以上敵意はあるはず・・・だよな?

念の為刀を何時でも抜刀できるようにしておく


「確かに信用はできないだろう まぁそれは兎も角だ

まだ、名前を聞いていなかっただろう 君の名前は?」

「あぁ俺の名前はリク つか自己紹介をこのタイミングでやらせるなよ!」


「さてと、私も名前を言わないとな 私は―――――狼牙の団長を務めている」



ん?

「名前の部分がよく聞き取れなかったんだけど⋯⋯ っ あぁあああ、何だこの胸の痛みは!」


突如として、心臓が締め付けられる感覚を味わった


《特定の手段では無い為 緊急的措置を取りました》


(と、特定の手段だと?夏イベントにストーリーなんか無いはず)

つまり...

「嗚呼、そうか まだ知ることが出来ないのか なるほど じゃあ次の階層に行っていいよ」



と、とりあえず、皆を呼びに行かないと...


「そうだ、1つ聞きたいんだけどさ さっきの私の自己紹介だけど何処まで聞こえてたのかな」


「名前の部分は全く聞こえなかったけど、狼牙の団長を務めている って所は聞こえたけど... あれ団長ってことは騎士団とかもしくは貴族関係? それに特定の手段ということは現段階では知ることが出来ない情報

夏イベントにはストーリーは無いのに何故?気になるってあれ?壁がある?」


おかしい、俺は壁を切り崩してこの小部屋に入った じゃあなんで切り崩したはずの壁があるんだ


「なぁ、何で切り崩した壁があるんだ?」


「ふーん、狼牙の団長は聞こえていた つまり資格はあるふむあのわんちゃん が認めた者 これは帰すわけには行かないな」


殺気が小部屋に満ちていく





テンペスト

(それに、彼の腕輪⋯⋯入手した経緯を聞かないと)







ここで

少し時間を巻き戻し、サエル達の物語にしてみよう



(⋯⋯⋯マズイ これは非常にマズイ)

(ギルドマスター これはマズイです)

「二人ともどうかしたの?一口しか食べてないみたいだけど?」


「あぁ、そんなにお腹空いてないから今日はいいや」

「わ、私もそこまでお腹空いてないです」

「ふ〜ん、こんなに美味しいのに あ、そうだ!今度からは料理スキルを取得するから安心してね!」


ご飯は本当だったらリク君が作ってくれるはずだった

なのに何を血迷ったのか、料理が不得意なヒリカが調理をしてしまったのだ


(まぁ、最初見た時は見た目も美味しそうでこれなら食べられると思っていたんだけど、まさか料理スキルを取得していない状態での料理がこんなにも激マズになるとは)




しかし、実際の所は違う

料理スキルを取得しないせいで起こる料理の現象は


1.見た目の割にそこまで美味しくない

2. 24時間運が下がる

3. 1時間の間モンスターが攻撃的になり襲ってくる


現在運営が設定している現象はこの3つである

一口で尚且つ微量の量なら2番と3番は発動しない


つまり、サエルとサナは無事なわけである


しかし 自分の料理を美味しいと言っているヒリカにはこの現象は発動する

幸いなことに拠点にいるおかげでモンスターには襲われない、が運は低下してしまう


今回重要なのは、1番の『そこまで美味しくない』である何故なのかと言うと サエルとサナの料理に対する感想は『マズイ』だからなのだ





料理が激マズなのは、イベント開始前にヒリカに材料を買いに行かさせたのが原因である




『「調味料って、そもそも何だっけ?

まぁ基本の調味料のさしすせそ を買えば大丈夫だよね

えっと、砂糖・醤油・酢・せ?・ソース だっけ?

「せ」って何? 無くてもきっと大丈夫だよね〜」』



そう、基本の調味料をきちんと買っていなかった

しかしサエル達は調味料では無く料理スキルの影響と思っている


そして、夏イベ2日目は料理スキルを取得したヒリカに再度調理をさせていく



スキルの影響or調味料



この事に気づくまできっと時間はかからないだろう

久しぶりに投稿できました


本当は2月毎日投稿を目指していたのですが、28日に

熱中症と脱水症状で横になっており2.3日で無事に治ったと思いきや、今度はお腹の調子が悪くて

ずっと横になっておりました


さすがに毎日投稿は難しいですが、なるべく投稿できるように頑張っていきます

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