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師匠と弟子?

46話


「ネオさん、これを魔術で作り上げたんッスか?」

「ん、自信作

一通り家具は魔術を施してるから自由に使える」


他のプレイヤー達はゾロゾロと急に作られた一軒家を

見に来ており騒がしくなっている

驚きや興味の視線の中に、殺気に近い視線を背後から

幾つも感じる



「少し騒がしいね それじゃあリク君頼んでいいかい?」「はい分かりました 《血液創造ブラッドクリエイト 血屋根ドーム》」

俺は血液をドーム状にして拠点を覆うようにして創る

そして、それと同時に人数分の指輪を創り上げる


「これなら、周りから侵入されないですし

指輪を装着している人だけを自動的に中に入れるように設定したので、壊されない限り侵入されることは

ありません」

「さすがッスね!リク君!」


俺達はリビングでこれからの行動を話し始める

「今後の流れだけど、僕としては全員で動くより3.4人に分かれて動きつつ『風鈴』を集めた方がいいと思うんだけど、皆はどう思う?」

「ん、サエルの言う通り

バカ正直に全員で動く必要無い」

「そうね、問題は誰と誰を組ませるか

少し考える時間をくれないかしら...」







5分10分と時間が経つ...

「あの〜時間かかりそうなら、狩りに出かけても構い

ませんか?」

「あぁごめんね リク君

決まったらカリンを迎えに行かせるから

私達のことは気にせずに狩りに行っていいよ」


「それじゃあ、行ってきます」









リクが1人で狩りに出かけた後

「それでお姉ちゃんは何でログインするのがギリギリになったんスか?」

「うん、私もカエデが遅かった理由気になるよ!」


カエデは遅れた理由

現実世界で何に巻き込まれどういう風に助けてもらったのかを詳細に話し始める


「それは、大変でしたね でも本当に無事でよかった

助けてくれた人に感謝ですね」

「うんうん 誰か知らないけど良かった良かった」

「でも、お姉ちゃん 何でそういう目に遭う前に大声で

助けを呼ぶことをしなかったんッスか!」

「しかたがないじゃない、怖かったんだから...」


(それにしても、助けてくれた人はどうみても現実で

扱える力じゃない力を扱ってたわ

まるで血液を操ってたみたいに見えたけど...血液?)


「サエルはリク君の事をどのくらい知っているのかしら? 少し気になる事があるのよね...」

「僕も詳しくは知りませんが、強いて言うなら

現実世界でリク君とネオの家がお隣同士ぐらいですね」「ねぇ昨日リク君はMOFにログインしていなかったってさっき聞いたけど、ログアウトした理由をネオとカリンなら知っているのかしら?」

「確かイベント始まる前に、明日の朝飯を買いに行こうとしてログアウトしたはずッスね

それで合ってるッスよねネオさん?」

「ん、カリンの言う通り 朝飯の為にログアウトした」


(MOFの昨日ということは現実世界では16時30分から

17時のはずよね

ちょうど襲われた時間と合致しているよね リク君が

ログアウトしていた時間と...)

「まぁこの事は後で考えるわ

それよりも、誰と誰を組ませるかよね」

「まぁ無難に、僕とガイにヒリカそしてサナ君の組と

ネオにカリンそしてリク君の組の方が連携的には

良いと思いますが、カエデさんはどうしますか?」


(血液を操る力をリク君がMOFで使えるならじっくり

観察した方がいいわよね?

それに可能性の域だけど、助けてくれた人=リク君

を確かめたいしね)

「私はリク君の方に行くわ」

「あ、分かりました...

それでは今の時刻が16時近くなので19時には拠点に

戻ることに決めて、それまではモンスターを狩る

という方向性で皆いいかな?」


今日の今後の流れをサエルが決めて皆が賛同している頃




俺は森林に入ってモンスター狩りをしていた


何故モンスターが沢山襲ってくる上にPKにも襲われる

可能性が高い森にいるのかって?

そんなの理由は明白だ


海辺の方は他プレイヤーのグループが楽しんで

狩っているのに、今の俺は一人だ

傍から見たら寂しい人間にしか見えないはずだ...

そう、

俺は冷ややかな視線道場の視線をを浴びたくないから

わざわざ森に入ったのだ

「それに、さっき殺気の視線も感じてたから

ソイツらの狙いが何なのか確かめたくて森に入ったけど俺の勘違いだったのかな?

でも誰か付いて来ている気がするんだよなぁ」


俺はブツブツと一人で喋りながら襲ってくるモンスターに銃弾を浴びせていく

「ん、あれ 銃弾のストック切れたのか

仕方ないなすぐ創るか《血液創造ブラッドクリエイト銃弾バレット》 」

俺はリボルバーに銃弾を込めて余った銃弾は

インベントリに入れて保管する


その時正面の草陰から物音が聞こえる

俺はモンスターだと思い咄嗟に銃口を向ける

「って、どうせモンスターだろ さっさと撃ち込むか」


俺は引き金に手をかけ銃弾を放とうとする

「ま、待ってください! モンスターじゃなくてプレイヤーなんです!」


何だプレイヤーかよ

「俺にはそんなことどっちでも構わないんだよ

でもPKだけはしたくないのも事実

だから3つ数える前に出て来い」


1..

「すみません尾行したのは謝ります!

でも君もヴァンパイアだと分かった時に教えて欲しい事があって付いてきました」

「へ?ん、あぁ教えて欲しい事とは?」


「私にも君の戦闘スタイルを教えて欲しいんです!」


















「⋯⋯はァ?」

こうして奇妙な師匠と弟子の関係が始まっていく













(いや誰が師匠だ!)

キャラの口調で分かりにくいかもしれませんが

気にせず読んでくれると嬉しいです

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