表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

44/63

イベント開始 予想通り

44話


「あぶねぇギリギリ間に合った

さてと、ログインしますか」

家の時計を見てみると時刻は17時10分になっていた

俺はすぐさまヘッドギアを装着しゲームにログインする


それにしても助けた女性は無事に帰れたのかな?

そういえば、今更だけどネオさんは前にカリンも

現実で会っていたような...

それにさっき助けた女性も...

さっき過去を見つめ直していた時に脳裏にそれらしき人物が浮かんだような浮かばなかったような




「リク君昨日来なかったッスね」

「ん、現実とは流れる時間が異なるから来ないのも

分かる イベントにさえ間に合えば問題ない」

「確かにそうだね」


「それにしても、サエルさん

うちの姉ちゃんもギリギリにログインできる感じで

すみませんッス...」

「あぁカエデさんのことだね...

いつもお世話になってるから、ギリギリにログイン

できるくらい全然平気だよ」

「そう言ってくれると嬉しいッス...」


「サエル、ガイとヒリカ何かあった?」

「実は迷宮攻略中に、また喧嘩してね

長引いてイベントに支障が出たら嫌だから僕が少し

注意したんだ」

「フゥン…」


サエル達一行とネオとカリンが無事に合流する事ができイベント開始時刻10分前、

噴水広場で会話している頃


「すみません、待たせましたか?」

「リク君昨日は一日中此処で待ってたんッスよ!」

「おいおいリク お前は昨日来るって言ったのに

何でイベント開始ギリギリにログインしてんだよ」

「あぁ、ゲームと現実で流れている時間が違う事を

忘れていたから遅れてね ごめんね カリン ガイ」


「(コイツ何か雰囲気変わったな...)お前現実に戻ったあと何かあったのか?」

「ん、リクリク少し雰囲気変わってる」

「気のせいじゃないですかね?」


あの人助けの影響で雰囲気も変わったのか?

「(それにしても何で俺にはタメ口なんだ?)」


そう、俺はガイのことを友達のように思っている



MOF内イベント開始時刻5分前になる頃

「ごめんごめん、皆待った?」

「遅かったですけど何かありましたか?カエデさん?」

「色々あってね まぁ詳しい話は後で話すからさ」

「カエデさんがそう言うなら、後で聞きますね」


「お姉ちゃん遅いッス!」

「ごめんねカリン 待たせて」

「後で私も詳しく話を聞くッス」

「うん カリンにも聞いて欲しいことなんだよね」

「え、何かあったんッスか?」


「それも含めて後で話すわ...」



あれ、この人つい最近何処かで会ったような...

「君か!サエルが言っていたリク君は!」

「初めまして、カエデさん

イベントではよろしくお願いしますね」

「別にそこまで固くならなくてもいいわ イベントでは協力するんだし タメ口でいいしカエデって呼び捨てでも構わないわよ」



「はは、本当に姉妹なんですね」

「?今の話で笑う要素があったかしら?」


サンドゴーレム戦の時にもカリンにも言われたな

「いえ、カリンも全く同じ事を言っていたので

つい面白くてね

気に障ることだったらすみません」


「ふふ全く同じ事を言ったのか、それはそれは

確かに笑ってしまうわね

あぁ別に気に障ってないから謝らなくていいからね」

「ありがとう カエデ」



「(また、リクリクと親しくなった女性が増えた

でも今更リクリクとの関係を崩すのも何か捨てがたい)」


「あ、そうだ サナさん あの時の武器防具にアイテムのメール凄く助かりました」

「ひゃい! な、何がですか?」

「あの時『雪血』が手元に無かったら、モンスターに殺られていたのでお礼を言いたくて」

「いえいえ、私はメールするのが遅れたと思って直ぐにメールを送信しただけですので」

「あぁそうでしたか」



「そういえば、リク君はその『雪血』使いこなせて

いるのかい?」

「はい、凄く使いやすくていい武器をゲットできて

嬉しい限りですよ」

「まぁ、確かにあの武器の性能は

ヴァンパイアのリクくんだからこそ使いこなせると

思うよね〜 血液を操るんだし」


「本当にヒリカさんが言う通りに、俺にとっては

メリットしかない武器ですよ」

「それなら、イベントの時に戦い方を見せて貰おうかな」

「えぇもちろんです」


「リクリク、この武器を持ってから戦闘スタイル

カッコよくなってる」

「そうッス!カッコよく倒して武器の特性も十二分に使いこなしているッスよ!」

「それはそれは、私はサエルから簡単に聞いただけ

だから実際に戦闘する所を見るのが楽しみだよ リク君」



何か2人のせいでハードル上がったんだけど...



「さてと、そろそろイベントが開始される

まず着いたら周囲の状況確認をする その後拠点を

ネオとリク君で作り上げる

それでいいかい?」


サエルがそう言うと全員が同意する

それと同時にアナウンスが入る


《イベント開始時刻になりました》

《限定フィールドにプレイヤーを転送します》









波の音が遠くから聞こえる

それに潮の香りも微かに感じる


俺達全員は眼を開ける

そこには海が拡がっている

「やっぱり僕らの予想通り、海辺なんだね」

「まずは、サエル

周囲の状況確認と拠点を作るとしても海辺の近くに

するか遠く離れるかを決めないとね」

「確かにそうですね カエデさん

それじゃあ、全員で状況を確認をしましょう」



俺達全員は今の現状を確認する








「(それにしても、リク君とは最近何処かで会ったような気がするな まぁ後であの出来事の事をサエルと

カリンに伝えるのは面倒だけど 仕方ないか)」



何とか完成しました

感想待ってます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ