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第94話 詰み?



シバ王国




「モンスターか・・・。あとこの反応は・・・。」




・・・・・・。凄い数の反応だ。あとその中に覚えのある反応も感知した。




「これは・・・。悪い予感しかしないな。」




おれは念のためダブルを使い、相方に村の防衛を頼んで、大急ぎで現地に向かった。








シバ王国近郊




ケルベロスは・・・




「いた!」




あんまり心配はしていなかったがとりあえずケルベロスは無事だった。近づいてみる。




「おーい。ケルベロス。どーゆう状況だこれ?」




ケルベロスに現状を確認しようとするも・・・




『グルゥゥゥ』




ケルベロスは突如襲いかかって来た。




『うぉ!なにすんだケルベロス。』




おれがケルベロスの攻撃を避けると聞き覚えのある声が聞こえた。




『お前は・・・シバ王! 生きていたのか!』




見覚えのある男が立っていた。





少し前にケルベロスがお世話になった男だった。名前は確かシュナウザーだったはずだ。




『死んだと聞いていたが、生きているとは。その上、おれの事を忘れるとはふざけやがって・・・』

「ワンワン!ワンワン!」

『おのれ・・・どこまでも馬鹿にしおって。』

「バウバウ、ワオーン!ワンワン!」

『この・・・クソモンスターが。』





シュナウザーはブチ切れ気味である。煽りすぎた。

まぁ喋れないので仕方ないが。





にしてもこの状況は・・・





『やぁ。まさか生きているとは・・・』




おれが状況把握しようとしていると勇者ジンが話しかけて来た。





『トドメをさしたつもりだったんだけどどうやったんだい?』

「内緒だ。にしてもどーゆう状況だ。これ」




トドメをさされた手前、そんな飄々としゃべられると少し腹立つがとりあえず聞いてみる。





・・・




・・・・・・なるほど。





「またかよ、ケルベロス。」





ケルベロスはまた封印石にて掌握されたようだ。以前の様に黒い光を纏っていないためわからなかった。封印石の性能が上がったようだ。





・・・




・・・・・・にしてもケルベロスだけはそんなに心配してなかったのに、ケルベロスだけが無事じゃなかった。アホすぎるぞケルベロス。







『さて・・・。シバ王が生きていた。予定変更だ。シバ王も頂く。おい、勇者。シバ王に隙をつくったら女王を解放してやる!』




シュナウザーが勇者に命令すると後方の無数のモンスターの中から狐の様なモンスターがやってきてシュナウザーに女性を渡す。あれが女王か・・・。




『プ・・・プードル・・・。』




ジンは女王がとりあえず生きていたことがわかり安堵する。




「ブフツ」




おれはまさか名前がプードルだとは思わずに吹き出してしまいそうになる。危ない危ない。




さて・・・。ジンはどうするか決めかねているようだ。




おれはどうするかな・・・。というかまぁ選択肢は1つしかない。ジンとプードルには悪いが、おれはケルベロスを全力で救うことにする。ジンには一度やられているから遠慮する必要はない。封印石を壊せればケルベロスは解放される。





【メテオLv7】





おれはメテオでシュナウザー周辺を狙う。

巨大な隕石が落下する。




『お・・・おぉ』




シュナウザーは突然の巨大な隕石に体が硬直する。が・・・





『ガルゥゥゥ』





・・・・・・ケルベロスがシュナウザーを庇った。





『ふはははは。流石はケルベロス。』




ケルベロスはおれのメテオが全然効いていないようだ。それはそうだ。ケルベロスの耐性はURに達している。





・・・




・・・・・・あれ





これ、どうやって倒すんだろ。無理じゃね。





・・・





・・・・・・詰んだ。





駆けつけたのは良いがケルベロスを倒す方法が思いつかなくて、早々に詰んだ気配がしたワンコであった。



次回へ続く。

いつも読んでいただきありがとうございます。

次回はワンコが無双する予定です(´ω`!


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