表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/17

オレに任せろ

少しずつどんな世界なのかがハッキリしてくると思います!

町の外に出た2人は何となくで聞いた場所へ向かうとそこには数体のスライムがうごめいていた。

 それを見てテンションが上がる2人。


「これゲームで見るやつだ」

 ナオの一言に

 

「だよね、マジでスライムと戦えるとは思わなかった」

 ワクワクしたリュウが答えた


 そして群れから少し離れた1体を2人はターゲットにして、攻撃をした。

 

「あたぁぁぁぁ」

 ナオのパンチが炸裂する。


「ちょぁぁぁぁ」

 リュウの細かい蹴りが突き刺さる。

 

 ぷにぷにとした感触を感じながらも交互に殴る蹴る……何度も殴る蹴る……が、ダメージは無さそう。

 

 ナオは大量の汗と共にリュウへ

「こっこれはダメだ……ちょっと考えがあるからやらせてくれ」


 同じく大量の汗を流しているリュウ

「うん……たの……む」


 ナオは考えがある様で1人でスライムに近づく。

動きのタイミングを見計らって攻撃をした。


 ズボっとスライムに手を突き刺し、核らしい小さな玉を掴み勢い良く引き抜いた!

 その瞬間スライムは地面へ溶ける様に崩れていったのだった。


「やっぱり」

 ニヤッとナオはリュウにドヤ顔をした。


「オレもそうだとは思ってたけどさ」

 ちょっと悔しそうにリュウは答えた。


 その後2人は目に付くスライムの群れは手当たり次第に核を取り続けたのである。


 先に疲れて根を上げたのはナオはだった。

「もうお腹空いたし、やめて帰ろうよ」


「もう疲れたの?まぁそろそろいくかー」

 まだ少し物足りない雰囲気を出しながらも渋々帰る事にしたリュウ。


 辺りはすっかり暗くなっており、日本では絶対に見る事の出来ない夜の景色が広がっている事に2人は気が付き、自然と足を止めて空を眺めた。


「……すごいな」

 リュウは見とれながら声がこぼれた。


「月って言うか良くわからない惑星が近くに何個も見えたり、こんなの幻想的過ぎて信じられないよな……この世界って宇宙とかの概念ってどうなってるんだろう」

 細かい事まで気になるナオ。


「まだ今日来たばっかりだしこれから色々わかるよ」

 珍しくリュウが、ナオを諭す様に言った。


「そうだよな、また来たばっかりだしこれから探索しまくってみよう!さぁて、ギルド行って依頼の報告してみよーぜ」

 ナオは切り替えて動き出した。


 2人は程なくギルドへ戻り、受付をしてくれた女性の元へ行き作業服に包んだスライムの核を渡した。

「結構取れたけどいくらになるかな?」

 受付の女性へリュウが聞く。


「ホントだ!初めてにしては結構たくさん取ってきましたね」

「この数ならそこそこにはなりますよー」


 2人は期待に胸を膨らませながら査定が終わるのを待っていた。


「お待たせしましたー」

「本日の報酬は25000エルになります」


 それを聞いて2人は笑顔になった。

 それだけの金額があれば2人余裕で宿には泊まれるからだ。


 ナオが女性に質問をする

「お姉さん、この核ってこんなにたくさん何に使うの?」

「それと、明日も同じ依頼受けられるかな」

 ナオは疑問がたくさんある様だった。


「あっ私はお姉さんじゃなくてミィと言います」

「スライムの核はポーションや主に薬品類になる事が多いですね」

 ミィはポーション作りにスライムの核が必要で、スライムの種類によって生成される物の品質が変わる事や貴重なスライムがいる事と常にスライム核採取の依頼がある事等を教えてくれた。


「ありがとう!」

「また明日来るよ」

 カッコ良く笑顔でミィにリュウが声を掛け2人はギルドを後にした。


 ナオはカッコつけて声を掛けていたリュウに

「何カッコつけてんの?」

 茶化して言った。


「んー……まぁちょっと可愛いなって思ってさ」

 照れながらリュウは答えていた。


 2人はそんな事を話しながら宿屋への道を楽しく歩いていた。

 

 宿屋まではあと少し、酒場の多いエリアを抜けたら間もなく到着という所でガラの悪いオオカミの様な獣人が前を塞いだ。

 

 2人は急な事に身構え、リュウが問う。

「急に前に出て来て……何か用があるのか?」

 多少の強張りはあったがリュウは強気に言う。 


「ちょっと待って下さい」

「あっしはケンカを売ろうってんじゃないんです」

「楽しい場所があるんで、もし興味があればご案内しようかなと」

 怪しさ満点の獣人が2人に腰の低い感じで話しかけて来た。


 不信感を持ちながらもリュウが聞いた。

「んで、それはなんなの?怪しそうだし今日は早く休みたいんだよね」


 ダルそうに話すリュウにそのまま腰の低さは変わらないまま獣人は言った。

「ええ、それはですね」

 近くに寄り獣人は少し小声で

「仲間がやってる賭場があります」


 それを聞いたリュウは眉間にシワを寄せて獣人を睨む様な目で言った。

「……すぐに行くから案内してくれ」


 それを聞いたナオは

「おいおい、悪いクセが始まったよ」

「今日の今日ではやめとけって」


 引き止めるナオに

「まぁ見るだけだし」

「ちょっと町の探索もしておきたいなーって……」

 ちょっと気まずそうだが行く気は満々である。


 ナオは仕方なく

「しょうがない、こなったら行く以外に納得しないだろうからな」

「さっそく案内してくれるかな」


 それを聞いた獣人は

「それじゃ、ご案内します」

「ところでお2人は見掛けない服装してますが旅の方なんですか?」

 作業服を見て不思議に思ったのか質問をしてきた。


 ナオは

「そうそう、旅をしてて今回たまたまこの町に来たんだよ」


「そうでしたか、この辺りの方ではないんだろうなとは思ってました」

「それと、あっしはルイって言いますので今後とも宜しくお願いしますね」

「気軽にルイって呼んで下さい」

 獣人は流暢に話す。


 ナオはまだ拭えない不信感から

「こんな所で声を掛けて来るって……闇カジノみたいな怪しい賭場なんでしょ?」

 ストレートに質問をした。


 ルイは笑いながら

「声の掛け方は確かに怪しかったですね」

「だけど、賭場は国営なんですよ」

「世界のあちこちに国営の賭場はありますが行った事ないんですか?」

 逆にそれを知らない事が珍しいみたいな言い方をしている。

 

 詳しく聞いてみると、世界規模で賭場やカジノが展開されている世界の様で国民は当たり前に出入りしているらしい。

 それを聞いたナオは異世界から来た事を隠す様に

「俺らの町は田舎でさ、全然そういうのが無い所だったから知らなかったよ」

「ルイ、俺はナオ、こいつはリュウって言うんだ」

「よろしく」

 

 こちらの世界に来た時に、異世界から来た事が知られて研究対象にでもされたら面倒だから内緒にしておこうと2人で話してあった。


 リュウは気にする事も無く、話しを変えた。

「それよりさ、どんなのがあるの?」

「やっぱカードとかサイコロみたいなのばっかり?」

 今はどんな事より賭け事の内容を知りたくて仕方のない質問だった。


「もちろん、そういった昔ながらのゲームもありますが、最近主流なのは魔道機械を使った物が流行ってますよ」

 ルイは楽しみにして欲しい気持ちからか、はっきりとは答えなかった。

 

 リュウは楽しみで仕方ない様子で

「ちょっと思ってたのとは違うから楽しみだ」


 少し歩くと、宿屋の近くにあるキラキラと魔法で光っているであろうたくさんの光が眩しい大きな建物の前に到着した。

 到着し、ルイが大きな扉を開けると薄暗い通路がある。


 通路を3人で歩きながらナオが

「宿屋の近くで良かった……近くにこんな大きな建物があったの全然わからなかったよ」


「店は閉まる事無く動いてますが、明るい時は光らせて無いみたいなのでいたって普通の建物に見えますからね」

 いわゆる24時間営業だという事をルイが教えてくれた。


 そしてついに……通路の奥のさらに大きな扉が中から開かれた。


 その先はとても明るく、色々な音が聞こえる。

 たくさんの人が入り乱れ、交差する。


 その雰囲気にすぐにリュウは飲み込まれた。

「魔道機械ってあれだろ!スロットじゃん!」

 すごいテンションになってはしゃいでいる。


 その姿を見てルイは

「リュウさん、どうですか?面白そうでしょ?」

「レートも色々あるんで、控え目に遊ぶ事も出来ますので」


 ナオとリュウの第一印象としては、日本のパチンコ屋と海外のカジノをMIXした様な雰囲気だった。

 遊び方は色々な所にある交換所でエルと各ゲーム用のチップを交換して最後に手元のチップを換金所で交換という至ってシンプルで分かり易いシステムである。


 ここでナオは冷静になった。

「リュウさん……今日は宿屋に泊まるし、ご飯も食べたいから使えても10000エルまでだよ」

「やりたいのはスロットでしょ?レートは1枚10エルのでやったら?その間俺は中を色々と見てまわってくるから」


 それを聞いてリュウは笑顔になった。

「よっしゃ!俺に任せておけば今日の夜は豪勢にいけるから期待しててくれ」

 それを聞いたナオは呆れた顔でその場を離れていった。


 リュウは交換所で10000エルと10枚のチップを交換した。

 シルバーで、真ん中に100の文字が刻まれているそれは、1枚が100枚分になっているチップの様で枚数を大量に持ち歩かなくて良くなっている。

 それを持ち、魔道機会ゾーンを見て歩く。

 人気と言うだけあって、色んな種族が座っており、ほとんど満席に近い。

 リュウは空いていた1台を見つけ、何か直感を感じた様だった。


「ん?……この台は何か雰囲気を感じる……勝った」

 リュウは小声でブツブツと独り言を放つ。

 

 リュウが選んだのは、ブレイブマンと言う勇者が冒険を繰り広げて行くタイプの物で日本のスロット程の作りはしていないが、リールがあって液晶らしき物が付いており勇者らしき人物が歩いている映像が流れている。


 早速座ったリュウはチップを2枚台の穴に入れると、石の様な物で出来ている小さなリールが動き出し、200の文字が表示された。

 そしてリュウは直感で台を操作した。

 1ゲーム5枚使う様で、こちらの世界ではそれが通常みたいだ。


 さほど時間も経たない内に7チップを入れていたリュウはナオに見られていないか不安になり、辺りをキョロキョロしながら続けていた。

「そろそろヤバイ、……これはマズイな」

 とは思いながらも8チップを入れてしまっているリュウ。

 

 ――そこで転機が訪れた!――


 画面の勇者が中ボスの様な悪魔と戦う演出となり、良さそうな雰囲気である。

 そして勇者は悪魔を倒し見事ボーナスが確定した!


 この世界では8が縁起の良い数字なのか、8がどの台にも刻まれている。

 リュウはサラッと8を揃えると、台は大きな鐘の音と共に300枚をジャラジャラと払い出した。


 それにリュウは高揚感を感じ、上を向いて目を閉じた……


 その後しばらくしてナオとリュウは合流した。

ギャンブルって最近はめっきりやらないです。

少し勉強もしたいのは本心ですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ