七話目
投稿する前日に、次の日の話を書いて、いつもの時間に更新してるんですよ。
執筆が終わったとき、前書きや後書きに○○みたいなこと書こう。と思って当日の更新時間、なに書くか忘れる。
ワクワクドキドキのクラス替え。
と行きたいところなんだけど、なんと僕達が通う学校、クラス替えがないらしい。
校長先生の考えで、なんでも『青春を大切にしなさい。友を大事にしなさい。一年という短い括りではなく、数年間を過ごせば、きっと固い絆が結ぶられるでしょう』とのこと。
そんなこんなで、一階から二階に変わったクラス。
「おはよう」
挨拶をして、席に座る。
席順も、なぜか自由となっている。
黒板に席が書かれているが、名前ではなく『自由』と書かれている。
なるほど、白石先生らしいやり方だ。
というわけで、文香と隣の席になる。
「これで、教科書忘れても大丈夫だ」
「……自分でも持ってくる努力くらいしようよ」
「そうだね」
文香のツッコミを無視すると、先生がやってきた。
「全員集まったな。出席してないやつは手をあげろ。よし、手を上げるやつはいないな。それじゃあお前ら、廊下に集合」
……えぇ。
突っ込み所はあるにしても、それを言い出したらキリがないので、クラス一同は先生に何も言わず、廊下に並ぶ。
またもや、体育館に入り、校長先生の話を聞くことに。
記憶が正しければ、去年と同じことを言っている気がする。
「ねえ文香」
「……なぁに?」
首を傾げながら、聞いてくる文香。
なんていうか可愛いと思った。
「なんか、去年と同じこと言ってる気がする」
「……言ってるね」
「言ってたかぁ」
なんて、文香と話して、時間を潰した。
☆☆☆☆
「……月兎くん」
「ん? どうかした?」
授業が終わり、昇降口から出てすぐ、文香から話しかけられた。
「……今日、お母さんとお父さんが帰れないって言ってて、月兎くんのお家に行っていい?」
「いいよ」
即答した。
☆☆☆☆
「いらっしゃい、文香ちゃん」
「……お、お邪魔します」
「自分の家だと思って、ゆっくりしていいからね」
「……は、はいっ」
なんだか、いつもの文香と違う気がする。
何かあったのかな?
「ご飯もできたら、温かいうちに食べましょう」
「……あ、手伝います」
「あら、ならお皿を運んでもらえる?」
でもなんだか、母さんと話してるところを見て、いつも通りだと思った。
母さんの料理を食べて、リビングで宿題をすることに。
「えっと、これはこうでこうか」
「……月兎くん、大丈夫?」
「大丈夫。なんとかなるよ」
最悪、文香の答えを丸写しする方法もある。
とりあえず、それではダメなことは分かっているから、自分の力でどれだけできるか試していく。
分かるのは、文香にも教えてもらいながら授業を受けていたので、宿題の内容は分かることか。
次々に答えを書いていく。
こうやって、答えがわかるのは、楽しいと思える。
文香から言われた。確か『基礎を覚えると、応用を覚えることができるから、頑張って覚えて』とかなんとか。
今、その言葉を実感した。
「でも最近、宿題の量多くない?」
「……そうかな? そんなに気にならないと思うけど……」
だめだこの子。
勉強を苦と思ってないからか、気にしていない。
「…………」
「…………」
カリカリ、と鉛筆の書かれた音が周りに響く。
母さんは、僕たちの邪魔はしないように、すでに席を外している。
こういう勉強や宿題って、最初が肝心だと思う。
やる前はあれこれとやらない理由を見つけているけど、いざやるとどんどんと集中していく。
それから、どれくらい経ったかは分からないけど、宿題が終わった。
「終わったぁー」
「……頑張ったね」
「ありがとう。とりあえず、お風呂入ろう」
「……うん」
別に、文香と一緒に入るわけじゃない。
先に僕が入り、その後に、文香が入る。
文香が出てくるのを待っていると、母さんが戻ってきた。
「宿題やるのはいいけど、今日は金曜なのよ? 今すぐやらなくてもいいんじゃない?」
「僕もそれは思うけど、文香が真面目なんだと思う」
「……まあ、親からすれば、いいんだけどね」
母さんと会話をしていたら、文香が出てきた。
パジャマを着た文香。
「……もう、寝る?」
「どうしようか? 何かしたいことある?」
「……ううん。明日になったら買い物もあるし」
「あれ? 何か買うの?」
「……もしかして、先生の話聞いてない?」
「何かあったっけ」
「……二年生になったから、少しだけ遠足があるんだよ?」
「えぇ!?」
でも言われると、確かにそんな話をしていた気がする。
忘れてたわけじゃないよ?
ただ、少し記憶から消えていただけで。
でも確かに、言われて思い出した。
近くの山で登山するとか。
しかも歩くとか。
バス使わないのは、子供だからこそ、足腰をしっかりさせようという考えとか。
大人の自分には地獄でしかないとか、白石先生が言ってた。
最後はともかく。
「それじゃあ、明日は必要なものを買いに行こうか」
「……うんっ」
笑顔で返事をする文香。
一緒に僕の部屋に行く。
ベッドで横になり、スペースを空けると、文香も入ってくる。
風邪の時、一緒に寝てから毎日寝るようになった僕たち。
まるで、この体勢が自然のように、しっくりと思う自分もいる。
「おやすみ、文香」
「……おやすみなさい」
僕たちは目を閉じ、少しもしないで眠りについた。
私は小学一年生の2学期くらいから、宿題をやらなくなった民です




