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証拠隠滅(しょうこいんめつ)
この作品はフィクションです。実在の人物や団体、四字熟語などとは関係ありません。
(四字熟語については、辞書でお調べください。)
俺の名前はタグ。冒険者パーティのリーダーをしている。
今日はいつになく、イズの機嫌が良い。
「イズ、何か良いことでもあったのか?」
「ああ、最近の厄介事が片付いたからね。」
最近、イヤな事が続いたからなぁ。
「まあ、国を出れば大丈夫だろう。」
「そうだね、ほとぼりが冷めるまで国外に居たほうがいいよね。」
ん? ほとぼり? そういえば、さっき冒険者ギルドで手紙を貰っていたな。
「・・・何かしたのか?」
「何かって何?」
「イヤ、大商人に・・・。」
「やだなぁ、タグ。僕が大商人に何かできるなんてことは無いよ。」
うん、イズ。かわいらしく口に指をあててコテンと首をかしげているけど、目が笑ってないぞ。




