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自己嫌悪(じこけんお)
この作品はフィクションです。実在の人物や団体、四字熟語などとは関係ありません。
(四字熟語については、辞書でお調べください。)
僕の名前は、イズ。冒険者で斥候だ。
今日は、町長の依頼で魔の森へ来ている。
鉱物採取依頼だ。場所はわかっていて、見ることもできるが、崖の途中にあり自分で採取はできないってことで、依頼が来た。
ちょっと厄介なのは、町長も採取を見たいと言った事だ。
場所を確認して、みんなで向かっていたが、案の定町長が遅れだした。
しかたがないので僕とタグで町長の護衛をして、後衛職の2人が採取に向かった。
突然森の中で火柱が上がった。
僕はタグに合図して、その場所へ向かった。
着いたら、円形に焼け野原。真ん中の燃えていないところにマコとリルルが居た。
「森の民なのに・・・、森の民なのに・・・。」
近づくと、リルルが座り込んでつぶやいている。
マコを見ると、声に出さずに『蜘蛛の魔物に囲まれた。』と口を動かしていた。




