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無限空想世界の幻想的な物語~夜桜~ プロローグ
【プロローグ】
メラメラと燃える月華に輝く紅の桜、
まるで物語の絶望を全て語る赤く赤く燃えがある大樹、
目を開き同様を隠せず泳ぐ瞳、
両膝が地に足を付いて、手に力が入らない体、
今、私は目の前の業火に心を全て壊されている。
身もすべて壊されていた。
何もできずに仲間が散り、屋敷は燃え、大樹が焼き尽くされる。
「どうして・・こうなった・・」
どうして、こうなってしまった。
あの楽しかった日々は、あの美しかった光景は幻だったのか、
ああ、消えていく、平和の日々、美しき日常、全てが消えていく、
良い物ほど消えるのは早いと言う言葉もあるかもしれない、
だが、こんな消え方はあんまりだ。
誰が望んでこうなった。
誰の望みでこうなってしまった。
誰の希望のせいでこうなった。
誰かが望まなければ、こんな事にはならなかった。
胸からこみ上げる怒り、悲しみ、憎しみ、全て全てがこみあげる。
「許しはしない・・許しはしないゾォォォォォッ!!」
私は力が入らなかった体に力を入れて刀を持った。
そして、この胸に全てを抱いた。
復讐と言う野望を、あの燃え盛る赤き夜桜にッ!!
私はその日から忘れてしまった、あの言葉も、あの日の事も、
もう、思い出さぬように、もう思い出せぬように、
全てを胸に押し込んだ。




