因縁(1)
うわぁ 色んな人がいるなぁ おぉ 剣…槍…杖…武器かっこいい〜
俺がキラキラと目を輝かせながらギルド内をキョロキョロしながら受付まで歩いてるとティブソンさんに「あまりキョロキョロしない方がいいぞ 変な輩に目をつけられるぞ」と言われ面倒事は嫌なのでしっかりと前を向いて受付まで歩いた。
受付「これは! おかえりなさい ティブソンさん、パルシアさん、フィーリスさん」
パルシア「ただいま〜 メリッサちゃん」
メリッサ「相変わらず元気ね〜 パルシアちゃんは フィーリスさんもお疲れ様」
フィーリス「あ、あり…がとう…ございます…」
メリッサ「あらあら、相変わらずねぇ そういえば ケヴィンさんとトルドさんの姿が見えないけどどちらに?」
ティブソン「あぁあいつらなら先に宿に行って疲れを取ってるぜ」
メリッサ「そうでしたか では冒険証をお預かり致します 」
ティブソン「あぁ よろしく頼む」
メリッサ「では、解析致しますのでしばらくお待ちください」
メリッサさんがその場を離れた後俺は気になった事を聞いた
シルティア「解析とは何ですか?」
ティブソン「冒険証はな、冒険者の能力を数値化してくれるんだ」
シルティア(おぉ〜 ゲームで言うステータス画面みたいなものか)
パルシア「それだけじゃないわ、今までしてきた冒険も記録されるのよ」
フィーリス「そ、その記録を元に…冒険者としての階級を…上げていくのです」
シルティア「なるほど…階級はどんな感じなんですか? 」
ティブソン「階級はな、個人階級とパーティ階級がありどちらも F〜Sまであり上に行けば行くほど難易度が高いんだ」
シルティア「ティブソンさんたち深天の剣はパーティ階級はいくつなんですか?」
ティブソン「俺達、深天の剣はB級冒険者だ!!そして多分だが今日でA級へと上がるはずだ!!」
シルティア「強そうだと思ってましたが、やっぱり上の方なんですね」
ティブソン「わはは そうだろ〜」
ティブソンが胸を張っていると受付嬢のメリッサさんが戻ってきた。
メリッサ「お待たせ致しました 記録を確認を致しました。そしてフィーリスさん」
フィーリスはいきなり呼ばれて声が裏返る
フィーリス「は、はい!」
メリッサ「フィーリスさん、階級昇格条件達成です。よって本日をもってA級冒険者の仲間入りとなりますそしてフィーリスさんがA級冒険者になった事で深天の剣の皆さんがA級冒険者になり、深天の剣のパーティ階級がB級からA級へと昇格となります。 おめでとうございます。」
メリッサさんの言葉を聞いたギルド内の人達が「おぉぉぉ〜」と声を上げる
ティブソン「よくやった!!フィーリス!そして皆…って言いたいんだけど 他の2人がいねぇんだよなぁ」
パルシア「ほんとよ! フィーリスがA級に上がってパーティ階級もA級になったというのに…なんでギルドにいないのよ」
フィーリス(そ、それで怒られるのは少し理不尽な気が…)
ティブソン「とりあえず フィーリス本当に…よくやった」
フィーリス「こ、こちら…こそ…あ、ありがとう…ごひゃいまふ! あ、か、噛んじゃった…」
噛んで顔を真っ赤にしパルシアの後ろに隠れるフィーリス
パルシア「ほんとに恥ずかしがり屋なんだから…大丈夫よ フィーリス 噛んでも可愛かったからね!」
シルティア(それって 励ましになってるのか?)
などと騒いでいると背後から手を叩く音が聞こえて来て皆がその音の方を見る
???「いやー、ほんとにおめでとう ティブソン、フィーリス、パルシア」
声を聞いてフィーリスが怯え、パルシアが怯えたフィーリスを体で隠しながら声の主を睨む
ティブソン「…何の用だ! ラーデン! ただ祝いに来ただけじゃないんだろ?」
ティブソンの言葉にラーデンは「くははは」と笑い「心外だなぁ A級冒険者の先輩として祝いに来ただけさ」と言いう。
そして ラーデンが俺の方へ来てしゃがみ「…それにしてもA級の新入りは余裕だな〜 子供連れだなんて この仕事は少しの油断が死に直結するのになぁ」と圧をかけながら頭を強く掴まれ頭を揺らされる。
頭を揺らされている俺は(痛てぇな…)と思いラーデンを睨む。するとティブソンがラーデンから俺を引き剥がす。
ティブソン「なんだ? いきなり子供に圧をかけて」
ラーデン「圧だなんてとんでもない。撫でてただけじゃないか!」
ティブソン「撫でるの意味を知らないのか?」
ラーデンが「くはは」と笑い「面白いことを言うなぁ」と言う。そして俺を睨みつけ「それにしても俺が撫でてやったのに睨みつけるなんて…やっぱりガキは生意気で嫌いだな…」と言いパルシアの後ろに隠れてるフィーリスの方を見る。フィーリスの怯えようが強くなりパルシアの肩を強く握り、パルシアは睨みつける。
ラーデン「久しぶりじゃないか フィーリス 立派になったんだな…」
パルシア「何よ!いきなり殴るわよ!」
パルシアにラーデンは笑いながら「おぉー 怖い怖い〜流石は深天の剣の狂犬2号だ〜」と言いそしてラーデンはパルシアに「だがね、今は君じゃなく フィーリスに話をしてるんだ…黙っててくれるよね?」と圧をかける。すると空気がピリッとしその場の全員の身体が動けなくなる。
パルシアがラーデンを睨みながら「あ、あんた何を?!」と言うとラーデンがパルシアを「うるさいなぁ」と押し飛ばす。
ティブソンはその光景を見て「パルシア! 」と叫ぶそしてラーデンを睨みつけ「 お前何をしてくれるんだ!!」と叫びながらラーデンの元へ力みながら走る。
そんなティブソンを見てラーデンは「これは 驚いたな!A級の魔物でも伏す程の魔力圧なんだがなぁ」と言う。
そして次の瞬間力みながら走っていたティブソンが床に伏していた。
ティブソン「くっそぉ…何故だ…」
ラーデン「何故って? そんなの当たり前じゃないか確かに君たちは強くなった…だが俺も成長してるんだよ 今では魔力圧をコントロールするなんて造作も無いさ」
ラーデンが怯えるフィーリスの元へ行き「さぁ答えを聞こうか…フィーリス」と圧をかける。
フィーリスはあまりの恐怖に言葉が出ない
するとラーデンが怖い顔をして「おいおい、無視とはいい度胸だなぁ」と言いフィーリスの胸ぐらを掴み殴ろうとした次の瞬間、誰かがラーデンの手を止める。
「なんだ?」と振り返るラーデン、そこにはケヴィンが立っていた。




