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藤本落語  作者: 藤本GJ
23/106

モアイ

「B駅まで乗りたいのでスロープ板お願いします」


車イスの男と介助人の兄ちゃんは改札の駅員に頼んだ。


改札の駅員は誰かにトランシーバーで指示を出している。


ホームに着いたタイミングで電車が来た。


スロープ板を持った駅員はまだ来ない


「俺が乗せたるわ」


介助人の兄ちゃんが自力で乗せた。


ドアが閉まる。ホームからスロープ板を持った駅員が何か言っている。


「お前が来るの遅いんやろ」


車イスの男が介助人の兄ちゃんにグチった。
















駅員さん同士の会話でもグチが展開されていた。


「またモアイと付き人ですわ。あいつら自力で乗れるのに頼んで来る。ピンポンダッシュやんけなぁ」


「あんなんおるからスロープで金取ってほしいよな。それしたらモアイみたいなんおらんくなるやろ。」



男は見た目から裏でモアイと呼ばれていた。


ちなみに某交通局は障碍者、介助人1人まで電車賃タダである。



そんな、タダでピンポンダッシュして駅員に迷惑をかけるモアイ達にバチが当たる。
















「最近モアイ来えへんな」


「勤務先変わったんちゃう」


「いや、改心して頼まなくなったんじゃ…」


「改札でも見かけへんで」



駅員さん同士の会話で、最近モアイが来ない事が軽く話された。



イースター島のモアイ像が実は2体増えてる事を駅員さん達は知る由もない。

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