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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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VSアキラ サキside

 昨日の馴れ初めを全員に打ち明けた結果…。

「最初から素直になっとけよ」

とカナタに言われ…

「そんな事で抜けるつもりだったなら私が絶対に手出し出来ないように対処しますよ」

と沙月には抜けようとしたことを咎められ…

「これで婚約者仲間ですね」

とカレンに歓迎され…

「隠れてキスは良くないわね」

とミレイに嫌味を言われ…



他のメンバーからはようやくかみたいな顔をされてしまった。

そんな中、2人ほど悩ましい顔を浮かべてる人もいたが…まぁ私から言うべき事では無いと思い黙って置くことにした。



しかし問題は、アキラとのタイマンである…。

特に準備をしていなかったので、正直戦略も含めて考える必要があった。

4人は覚悟を示した上で婚約した以上、私も不甲斐ない戦いをする訳にはいかない。


明日の立ち会いに向けて戦略を練った。



翌日を迎えアキラと対面している。


「さてやるか」

「やるからには本気でいかせてもらいます」


残念ながら沙月達のような空間を用意出来ないので、10階層の砂浜で勝負することになった。


「良いのか『魔法ストック』しとかなくて」

「それをやって勝っても仕方ないですから…それに私強くなったんです」

後衛ばかりしていて見せる機会がなかったが…伊達に魔法を開発していた訳では無い。



「それでは開始!」

ある一定の距離を取り開始の合図と共に始まった。


最初は、距離を取りながら出足の速い魔法で牽制する。

ただ、これは…。


アキラはそれをすべて躱すか弾き飛ばされる。

出足の速い魔法は速度は速いがどうしても威力が不足する。

弾幕を張ろうにもアキラはその攻撃をすべて見切り、自分に当たる攻撃のみ弾き躱していく。


いつも思うがどうやって見極めているのだろうか…不思議でしょうがない。

無駄な弾幕だとわかっているのだが、撃たなければ一気に接近されておしまいだ。

これの発動には時間がかかる。

そしてこの魔法はそもそもストックすることが出来ない。



元々存在していた雷装という魔法。

これはあくまでも身体を雷と同じ特性を持たせて身体強化する魔法。

しかしこの魔法はアキラには通用しなかった。

そもそもの攻撃力不足という問題があったのだが、アキラにはこれを使っても見切られてしまい、普通に攻撃に合わせてカウンターをもらってしまう始末だった。



つまりその上をいくしかない。

そして行き着いたのが混合魔法だった。

雷装に違う魔法の重ねがけ…しかしどの魔法を合わせても上手くいかなかった。

無理なのかと諦めていたのだが…ならば違う魔法ではなく同じ魔法を重ねればいいのではと思い立ち試した結果…うまくいったが自身の身体に留めておくには数分が限界だった。



そしてこれに関しては毎度使うには制御が難しすぎた。

しかし、『魔導』のおかげでその問題はクリアされた。

まぁストックが出来ないのもそれが理由なのだが、牽制している間に詠唱を続ける。



アキラの攻撃方法は、近距離は打撃、遠距離もレールガンがある。

だから攻撃を緩めるわけにもいかない。

その気になればもっと距離を詰める事も出来るのだろうが…恐らくこちらの大規模魔法を警戒している。



そんな魔法を撃つ隙を与えないようにアキラも動いている。

ってかそんな隙を与えてくれるならこんな苦労はしない。

それこそ私がそんな素振りをしたらあっという間に距離を取ってレールガンを打ってくる。

だから今の距離は、私に大規模魔法を撃つ隙を与えず、かつ撃たれそうになっても迎撃出来るを距離を保っている。

しかし、おかげで詠唱を続ける事が出来ている。

後一節…。



アキラの相手をしてるとワンコーラスほどの長さだというのにすでに5曲位歌っている気がしてくる。

しかし長かった詠唱が終わる。


「『雷神装』」

雷装を重ねがけすることで超スピードとそれに伴う攻撃力を兼ね揃える。

そしてカウンター対策も万全である。


「おいおい、なんだそれは…」

アキラも驚いてくれたようだ。


踏み込みと同時に私の姿は雷のようになり一瞬でアキラとの距離を詰める。

「ちょっ!マジか!」

反撃の隙も許さず手を振り抜く。

アキラの自身をレールガンの弾として突進するのではなく、この魔法は自身を雷化するだからこそ細かな動きもすることが出来る。


そして腕を振り抜くだけであってもその威力はアキラの簡易レールガンと同じ位の威力を持つ。

それを叩き込む…咄嗟にガードされ、これだけでもヤバイのだが

反撃を加える為にすでに飛ばされながらレールガンを構えていた。



二重奏デュオ

そして放たれたレールガンは私の身体をすり抜ける。

「なっ」

事前に組み込んでおいた言葉で自身を2人に分身する。

アキラが驚いている間に畳み掛ける。

突き抜けたレールガンを尻目にアキラに近づき拳を叩き込む。


体術は得意ではないのだが、これくらいならなんとかなる。

アキラは砂浜に叩きつけられた。


「『三重奏トリオ』」

確実に仕留める為に3人に分身する。

そしてそのままアキラへと突撃する。

「雷ダーキック!!」


「『電磁障壁』」

アキラの言葉でぶつかる直前に電気の壁のようなものが出現した。

1つ目の分身では貫けず2つ目の分身で攻撃で壁が乱れ3つ目の分身でようやく貫きアキラへと直撃した。



そして効果時間である1分が過ぎて私の身体は元に戻った。

これで決まって無ければ私の負けである。


「どう?」

足の下に横たわるアキラに声をかける。

衝撃により砂埃が舞っている為、アキラの様子は見えない。


「参った、参った」

私の蹴りはアキラの腹部を直撃しており、身体には雷を浴びた時のような電流の走ったやけどの跡が出来ていた。

「うわぁ、大丈夫!?ごめんなさい!これ加減出来なくって」

私は急いでアキラに回復魔法をかける。

「ははは、大丈夫だ。見た目ほどひどい訳じゃない」

徐々に治っていくアキラの身体。



どうやら隠し玉でなんとか勝利を収める事が出来た。


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