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現代日本でダンジョン生活!ハズレスキルで無双生活  作者: 色蓮
第7章 罪と罰

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歌唱

 スミレとツバキのお披露目会という名のライブも無事に終わった。

「この歳で踊る事になるなんて…」

「いやいやよく動けてたぞ、ってかよく歌いながら踊れるな」

「歌に関してはアキラさんのおかげですけどね…プロの指導者顔負けですよ」

「カナタに教えてた経験が活きただけさ」

「カナタさん?」

「あれで?」

「お前ら…それ以上言ったら覚悟しとけよ」

とカナタが2人に圧をかける。



「ハハハ…まぁまぁ誰しも苦手なもんはあるさ」

カナタには時間を見て指導しているのだが…音感とリズム感が壊滅的に死んでいる。

改善の為に色々試したのだが某アニメキャラの騒音と呼ばれるレベルから聞いてるとちょっと不快ってレベルにまで落ち着いた。

大きな声量と合わない音程と外れるリズムのせいで聞いているとかなりモヤモヤする。

「プロの歌唱指導の先生なら改善できたかもしれないんだがな…」

「いやぁ元を考えたら大分改善したと思いますよ」

とミレイが言ってくれた。

「ちょっと自信無くなってたからそういってくれると助かる」

「遠回しに私のことディスってない?」

「ソンナコトナイヨー」

とこれ以上は二次被害に成りかねないのでこの会話を終了する。



反応もいい感じだったそうなのでこの調子で活動を頑張ってもらいたいものである。

「ってもお知らせする内容って何かあるのか?」

「まだまだスキルの紹介やモンスターの紹介、薬品系アイテムの紹介なんかで大量にありますよ。今までは組合のスキル一覧とかの更新をひっそりしてただけですけど今後は大々的に出来ます」

と沙月が力説していた。

「『絶倫』とかのスキルも正確な効果を発信して誤解を解かないとな」

「そのスキルをあーし達に発信させるのはコンプライアンスに引っかからない?」

とスミレから訝しい目を向けられる。

「誤解を生むかもしれないけど有用スキルなんだって」

残念ながら『触手』スキルが市場に流れていないのでコンボを伝えられないのは悲しいのだが常時スタミナポーションと同じ効果を得るのは馬鹿に出来ない効果だと思っている。



「まぁ未知スキルをいつまでも未知のままにしとくのも良くないので積極的に発信はしていくつもりなのでご心配なく」

一部の危険なスキルを含めて発信していくようだ。

実際俺達が使っているスキルも非公開にしていたのはバレたらまずかったり優位性が失ったりという危険性があったからだが…ここまで来ると秘匿しておくよりも公開していった方が良い。

特に、沙月の『等価交換』がランクアップして『不等価交換』に進化したそう。

沙月曰く、『ガチャです、完全なソシャゲのガチャです』

と言っていた魔石でガチャが引けるそうだが沙月のイラつきを見るにクソ確率らしい。

以前のような変換も問題なく出来るそうだがガチャシステムの方を使うとそれなりにレアなスクロール等が排出するそうでそれを狙ってるらしい。

「名前どおりのクソスキルですよ!天井がないガチャはクソです」

と憤慨していた。



「まずはレベル上げだな」

スミレとツバキは俺、ミレイ、沙月と一緒に狩りをしてひたすらレベル上げである。

カナタ、カレン、ラン、ソフィア、サキは節制の数稼ぎをしながらビーストの特攻を完了してしまうそうだ。


「『集敵』スキルは楽だなぁ」

「あれからもう一つ手に入ってよかったです」

定期的に不要スクロールは送られてきている。

使い所があるスキルではあるのだが…残念ながら普通に使えるスキルという訳では無いのでミスリル武器や防具と交換という事であれば、喜んで送られてきているという訳である。

スライムを集めて『振動操作』で吹っ飛ばすだけで大量の経験値が入るのだから楽なもんだ。

「これあーし達いる?」

「正直居た堪れないんですけど…」

「大丈夫大丈夫、私も何もしてないから」

とミレイがフォローしていた。



実際このやり方は身体が鈍るので好みではないのだが安全にレベルを上げるとなるとこの方法が一番効率が良い。

ちなみにスライムが補充される間にミレイと対人訓練をすることで運動不足を紛らわしている。

「ふぅ」

そろそろスライムが湧いてきたので殲滅の準備をする。

「終わったらスミレ達もやるか?ある程度の自衛能力は必要だぞ?」

「「お願いします」」

俺とミレイの訓練を興味深そうに見ていたので声をかけてみたのだが、思った以上に乗り気だったようだ。

「沙月もだぞ、最近全然やってないだろ」

「むぅ…頑張ります」

という訳で狩りの合間に体術訓練を行いスライムが湧いたら狩りを繰り返して経験値を稼ぐ。

今日1日で1レベル上がったので順調である。



「なんでそんなにボロボロなんだ?」

俺達が戻った時にカナタから投げかけられた言葉だった。

「体術訓練でちょっとな」

スミレとツバキは体術のたの字も修めてなかったので受け身のやり方から全般的に教えていたせいで服などは汚れてしまったが傷はつけていないはずである。

「あーし達が全然ダメってことがよくわかりました…」

「それなりに動けるつもりでいたんですけど…全然ダメです…」

スミレとツバキが落ちこんでいた。

「安心しろってアキラが変態なだけだ。あそこまで動ける探索者はいない」

「言い方ぁ!」

結局モンスターを狩るのに特別な技術がなくても狩れてしまう現状なので武術などの戦う術を修めてる探索者は少ない。

しかし、ある程度の体術は修めておけば色々な場面で活用出来るので基礎だけでも叩き込んでおきたい。



「まぁすぐに出来るもんじゃないし徐々にな」

と言うと2人は静かに頷いていた。

この調子でレベル上げと訓練を併用して自衛位は出来るようにしておきたい。


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