身体強化の結果
朝になり自然に目が覚めた。
もしかして寝てる間に寝相で悲惨なことになってるのではと思ったがそんなこともなく無事に寝ることができたようだ。
一晩寝たおかげで疲労に関しては回復した、それに寝たおかげか身体の違和感が消え自然に動かせるようになった気がする。
「あくまで一時的な違和感だったのか、まぁあんなに急激にレベルが上がることはないだろうからなぁ・・・とりあえず今日は運転もあるし身体の調子を整えるか」
昨日は、風呂にも入らずに寝たこともあってさっとシャワーで身体を流し、朝食を手短に済ましトレーニングルームに向かう。
先客もいなかったため、一通りのトレーニング機器を使う。
明らかに以前と比べて筋力、走力、持久力すべての身体能力がアップしていた。
一通りフルセットでこなした後にあのマシーンに近づく。
以前試した時のスコアは300、あれからどれくらい力がアップしたか試したいとおもった。
ステップを踏みつつ軽く振り抜く。
当たった瞬間に嫌な予感を感じ拳を引く。
表示された数字は『799』
「今のは完全に振り抜いたら壊れてたな・・・」
ってか力あがり過ぎだろと思わなくもなかったが昨日とは違い力を込める時と抜く時の、意識と身体のズレはなくなっていた。
まぁこれなら問題ないかと安心し部屋に戻りもう一度シャワーを浴びる。
エチケットは大事だ。
出てみると連絡が入っていた。
[自宅に戻る許可が正式に出ました、でも行く前に話があるそうなので今から動けますか?]
許可が出たようでなによりだが、まだ準備ができていなかったので
[いま、シャワーから出たとこだから10分後でもいいか?]
[はい、大丈夫です。日和さんにも伝えておきます]
[どこにいけばいい?]
[食堂でお願いします]
[了解]
それからすぐに支度を整え食堂に向かう。
食堂に向かうと二人ともすでにいて食事を取っていた。
「やぁ、君は朝食はいいのかい?」
「朝食はもう済ませてるので大丈夫ですよ」
「えっ今日も早く起きれたんですか・・・私は、疲労困憊で起きれなかったのに・・・」
沙月はゆっくり休めたようだ。
「まぁ習慣みたいなもんだからな勝手に起きちゃってな」
「食べながらで失礼するけど、沙月の外出の許可は出たんだけど問題があってね」
「例の入院中って件ですか?」
「その件に関しては多分大丈夫じゃないかなという結論になった」
「そうなんですか?」
「それは私から説明します。私の通ってる高校は自宅からかなり離れてまして近所に同じ学校に通ってる人はいないんですよ、だからバレることはないと思います」
「それなら大丈夫っぽいな、じゃあ問題って?」
それさえクリアなら特に問題など無いのでは?
「問題は、うちからも一人出して送迎するかどうかで上が揉めてるのよ」
まぁ確かに国の宝だからな、つい最近まで魔力0だったどこの馬の骨ともわからんやつに護衛は任せられんわな。
「それに関しては出してもらっても構わないですけどねぇ、まぁ人選は問題になりそうですね」
「このことを知ってるここの職員って私と氷川部長ともう2人いるんだけど一人はここのトップと後はその秘書しかいないのよね・・・」
「それは人選が大変だ・・・」
「という訳で少し出発を待ってもらえる?」
「了解しました」
さっきあげた4人は全員忙しそうだしどうなることやら。
「沙月は待ってる間どうする?」
「身体はマシになったので少し身体を動かしたいのでトレーニング付き合ってもらえますか?あんまり器具とかは詳しくなくて・・・」
「ああ、そういうことならいいぞ」
「こっちも決まったら連絡するからそれまで時間つぶしてて」
そんな話をした後、沙月とトレーニングルームにいき二人で一通りこなしていく。
ルームランナーで走りながら話を始める。
「話しながらは難しい人もいるけど大丈夫そうか?」
沙月はルームランナーも使ったことがなかったそうなので最初は戸惑っていたが、いまは一定ペースで走れている。
「大丈夫です、大分慣れました」
「沙月は結局GW明けに学校に復学になるのか?」
「そうですね、その予定です」
「じゃあ沙月の学校いってる間は一人で潜ることになるのかぁ」
「えっ!?」
「いや平日はきっとダンジョン潜れないだろうからその間は一人だなと思ってさ」
一人だとかなり効率が落ちるからなぁ、可能なら1日100匹は狩りたいところだが。
「むぅ・・・」
何かを考えているようだがやはり運動神経は良いのかバランスを崩すことなく走れていた。
それからほどなくして日和から連絡が入る。
[秘書さんが出てくれるそうだから30分後位に食堂にこれる?]
[了解しました]
「同行者が決まったみたいだな、秘書の人がついてきてくれるそうだ」
「そうなんですね、じゃあ部屋に戻って支度しましょうか」
「30分後に食堂に集合で」
「了解です」
部屋に戻り軽くシャワーを浴びて食堂に向かった。
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