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 少女は幻想的な月夜の下うずくまっていた。

 まだ目も見えてない子猫のなき声のように少女はそっと呟く。

 

「おかぁさん……」


「いのりちゃん。わたしがいなくなってもげんきでね」


「いやだ!わたしもおかぁさんといっしょにいく!」


「わがままいわないの。だいじょうぶだから」


 黒き幻影の女は少女の手をそっと解きほぐしていく。


 夏の終わりと秋のはじまり。


 少女の未来は暗く明るい。


 永遠を望めば嘘になる。


 おとぎ話の世界から解き放たれたリアル。


 とある日の痛み苦しみ。


 ONE ANOTHER DAY


 心から君を愛している。


 そう言える王子様に出逢えるまで。


 終わりなき旅路は続いていく………





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