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線路はいつか途切れる  作者: 秋村 楼
1/9

プロローグ

三作品目です

長らくお待たせしました

今回は連載ものなので頑張って早く仕上がるように頑張っていきたいです。

後書きはストーリー終了後に書きます。

疲れた。ただ、ただ疲れた。


そんなことを心の中で吐きながら、雑踏(ざっとう)を猫のように背中を丸め、ベンチで座って見ていた。


三輪浩介(みわこうすけ)。どこにでもいるサラリーマンで、休日に買い物へ来ただけのおっさんだ。


疲れた、身体的な疲労ではなく、精神的疲労でもない。密かな楽しみであったサイクリングすらも楽しいと一切思わなくなってしまった。今日は気晴らしに、オシャレな茶色の靴でも買えば、疲れも吹き飛ぶかと思ったが、そんなことはなかった。


目の前の光景を見るだけでも、目が回りそうだ。


ベンチ座ってから約10分、二段アイスを持った男の子が無邪気に走っているのを見かけた。その時だった。


「あのアイスは落ちる。」


後ろから私に小声で語りかけてきた。


「えっ?」 つい返答してしまった、その瞬間だった。


男の子はその場で転びかけ、そのまま二段のアイスが宙を舞った。


そして突然訪れた。 浩介が飛んだアイスを目で追ってた時。


(どうなってるんだこれは…)


アイスは宙で止まっていたのである。


あまりの驚きに浩介は立とうした。が、立てない。何故か立つことができないのである。


(まるで時間が止まったよう…いや違う!止まっているんだ。私が、目の前で起きていることが見えるのはわからないがだれ一人と動いていない…)


スマホを見ながら歩いているもの、ぶどうジュースを座って飲んでいるもの、最近流行りの店の行列たち、全てがマネキンのように止まっていた。


()()()()()()()()()()


〜続く〜


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