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生きたいという気持ち(2023.5.21)
「生きたい」そう思えるまでに長い時間がかかった。
精神科に入院していた頃は毎日死にたいと思っていたのに、今は、めったにそう思わなくなっている。思ったとしてもうっすらだ。死にたいという気持ちを完全に消すことは出来ないけれど、ここまで薄くすることが出来るのかと思った。
代わりに芽生えてきたのが「生きたい」という気持ちだった。
小説を書きたいから生きたい。歌を歌いたいから生きたい。それは春に芽吹く草花のように僕の心に広がっていった。信じられなかった。ずっと死にたいと思って生きてきたから。そのあたたかさと甘さは行きつけの狭山茶カフェのほうじ茶ラテのように僕の心に染み入った。
今、僕の目の前には、新しく買ったノートがある。
そのノートに初めて書き込んだのは、新しい小説のネタだった。




