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パパゲーノと小説(2023.5.21)
死にたいという気持ちを抱えながらも、その人なりの理由で生きている「パパゲーノ」
その言葉を知ったのは公共放送の特設サイトだった。そこにはメッセージを投稿するページがあり、日本中のパパゲーノたちが気持ちを投稿していた。死にたいと思った経験、自殺未遂を乗り越えた経験、死なないでいる理由、死ねない理由……僕は夢中で読み漁った。こんなにも共感できるメッセージがあるのかと思った。
僕もパパゲーノだ。うつ病で、毎日死にたいと思いながらも、死ねずに生きている。理由は小説を書きたいからだ。小説を書くのは僕が僕にしてやれる唯一の自己肯定で、書くためには、生きなければならない。積極的に生きたいと思っているわけじゃない、ただ、書くために、死なないでいると言った方が正しい。
今日も僕はポメラを開く。僕が僕であるために。小説を、書くために。




