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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約10年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

ディア フレンド

作者:夜薙歌茅
 広大な山岳地帯のいずこかに、大陸中の信仰をあつめる<聖域>は在るという。
 しかし、その在り処を知る者はない。
 山脈に住まい、「人の心を読む」という民のみが、その地へ誘うと伝えられている。

 今、かの地は東西両国がその覇権を主張し、戦乱の舞台となっていた。

 青年リエルは、山脈の血統でありながら、戦災孤児として東の帝国で育つ。
 日々己の出自に目を背けるように生きながら、事務職をしていたなりゆきで、軍の特務部隊長であるアーゴと知り合う。
 だが、四年足らずの後、彼が自殺したことを知る。
 その死を信じきれないリエルは、何かに急きたてられるように、まだ見ぬ故郷の山脈へと向かう。

 一方、アーゴの妹アーナは、十年以上顔を合わせなかった兄の遺品の内に、宛先不明の手紙の一部を見つける。その「相手の女」を探すため、彼女もまたリエルの後を追った。
 二人は、それぞれに、アーゴの足跡を辿ろうとする。
 彼らが、軍の山間拠点で出会うのは――
 アーゴの部隊に所属していた少年エックス、西国の脱走兵の女ナヤ、熟練の工兵ハル。同僚の女テセ、軍医のカーディ、新任のコール。そして娼婦シャーリット。
 閉塞した拠点での人間関係、西国の手先として利用される山脈の民の噂――過去と現在、人と己を結ぶ力に覚醒しつつあるリエルは、故郷で何を目の当たりにするか。
 そして、アーゴは何を知り、何を求め、何故死んだのか。
 彼を愛し憎んだ人々は、その胸の内に何を抱くか。
 奇妙なれども、人はその生を歩きつづける。

 舞台紹介/独自の産業革命の波にさらされつつある東の帝国と、<聖域>を奉ずる宗教を重んじる西国。
両国の境界には、<聖域>を擁する広大な山岳地帯がある。
戦場での主な武器は小銃。状況・得意によりナイフや体術、爆薬なども用いられる。
断章 Imagine
2014/11/20 21:23
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