第十八話「怪異狩り」
遅くなってしまい、申し訳ありません。
「オラ!!」
「四大元素“水”」
智也と朽葉は、蝿。ベルゼブブの攻略をしていた。
「サンキュ!!朽葉ぁ!オラオラオラァ!!『鬼神の両腕』!!」
鬼の右腕により、着々と暴食の悪魔へと、ダメージを与えていた。更に、神の左腕による、回復阻害のトッピング付きで、ボコボコにされる。
『ふざけるナァ、……よ?殺す』
蝿は、ふんわりと周りの空気を侵食して、蝕んでいく。
『触喰』
あらゆるものを巻き込み喰らう、最悪の力をベルゼブブは、放つ。しかも、最大出力で。これにより、状況は一変する。
一瞬にして、智也は、左腕を喰われ、朽葉は右足の爪先を喰われる。
「「グァッ」」
と、呻き声をあげるが、それでも、立上がる。朽葉は無理矢理、自身の手を使ってまで、立上がる。
そして。
智也は、左腕の肉片を右手に抱え、こう叫ぶ。
「『鬼神の右腕』!!」
その瞬間、凄まじい烈風が吹き荒れる。そして、肉片と、右腕が、その瞬間混ざり合い、バチバチと紫色の光を放つ。
「お前は。もう負けが決まってんだよ……俺の腕を食った瞬間からな。『神腕爆破』!」
そう彼は叫ぶ。次の瞬間、ベルゼブブの蝿の身体が、爆破され、散り散りになる。
「今だ!朽葉ァァァ!!」
「ああ、任せろ!喰らえ、そして、消滅しろ。『水火合形式秘法術“陽玉”』!!」
次は、完全な詠唱により、その力を爆発的に上昇させた、その太陽を発現させる。そして。
「朽ちろ。」
の合図とともに、太陽は落ちて行く。その、暴食の悪魔である、ベルゼブブを消し去り、そのまま、空気を焼き払い、『触喰』すらも消失し、完全にきえさる。
そして、熔けてゆき、太陽は、空気を最後に少し、爛れさせ、消えた。
一方 佐助側。
アラクネとの、総力戦をし続けていた。
ブクマ、評価等お願い致します