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第44話 次は王国

お腹が空きました。

「正義にご注意をって何のためにあいつ出てきたのよ?」


マカオさんはプレイディークトムの言った最後の言葉を復唱しながら、出てきた意味を考える。


「でぃーくは、無駄な事は言わないよ?」


アリドゥは私達にそう言う。

プレイディークトムと一緒にいたからわかる事なのであろう。

それに彼は預言書を持っていた。

それには多分書いてあったのだろう。

私にそう言うと...


「まぁいいわ。注意してればいいのだし!さてこれからどうするの?紫乃ちゃん?」


これからか...

悩む事はないか、また旅の続きをすれば良いものね。


「マカオさん、アリドゥ、そろそろ次の街に行きますか!」


紫乃はそう言うしか無かった。

マカオに贖罪言えない贖罪を与える旅に戻るしかこの世界には道筋が見えなかったからだ。


私達は次の日に出ることを決め、この日はモンスターパレードを一緒に行ったグループに一旦の別れの挨拶をしてから、必要な情報の更新や買い物を済ませた。



「それで、次はどこに行くの?」


マカオさんは私に尋ねる。


「次は商業王国コンペルスです!」




商業王国コンペルス

街には商人や一攫千金を狙うもの賞金稼ぎや出稼ぎで人で多く賑わい、冒険者にとっても休息や、補給地として有名である。。

そしてその国では金持ちになれたという噂もあったりする。


そんな活気の溢れた街の隅に1人の女性が。

見た目は若いが体に宿るのは感情は怒りと狂愛のみ。

彼女は時計を見ながらただ1人の名前を繰り返す。「紫乃」と...

ミニシュトレンが美味しいです!


読んでくださってありがとうございます。

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