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World hero  作者: 剣 夏向
5/27

5章 一面の闇

こんにちは、こんばんは剣 夏向です!

お久しぶりです!(๑✪∀✪ノノ゛✧パチパチ

月曜日投稿にしたがために自由に投稿できなくなりました…(;`皿´)グヌヌ笑笑

今回のWorld Heroは…

グレイア達がメインではありません!

すみません!笑笑

それはさておき、

では、始まります

It's show time!

夜の闇ように暗く、氷のように冷たい宮殿。

そして、例えようもないような殺意を含んだ邪気を放つ1人の男。

彼の本名は誰も知らない。

しかし、下僕達かれらはこう呼ぶ。

『エンデ様』と。

エンデとはドイツ語で『終わり』という意味である。


「…No.8」


「は、はいっ!」


No.8と呼ばれた道化師ピエロは直立不動になる。それほどにエンデの声は低く、重みがあった。

鼻で笑えるようなレベルではなかった。


「…貴様は失態を犯した」


「も、申し訳ありません!」


その場に跪くNo.8。

逆らえば、消される。

そんな気配をエンデは放っていた。


「…貴様は下界のこんな言葉を知っているか」


No.8はゴクリと唾を飲む。

静かな宮殿の中にその音だけが甲高く響いた。


「ごめんで済めば警察はいらない、と」


「は、はぁ?」


思わず聞き返すNo.8。

エンデは時々驚異的な天然なことがあった。


「なんだ、知らぬのか?たわけめ…」


つまりだな、とエンデは語り出す。


「貴様は許されない失態を犯したということだ。どれほど頭を下げても許されぬほどの、な」


「はっ、はい…」


いきなりまた殺気を放ち始めるエンデ。

No.8はまた直立不動になる。


「よって、貴様を消す」


「えっ…!そ、そんな!エンデ様!待ってください!せ、せめて和代を!和代を助けてください!!」


「…ふっ」


No.8の要求を鼻で笑うエンデ。

そしてゆっくりと、口を開いた。


「…役に立たぬ者にしてやる事などない。黙って消されるがいい」


「そ、そんな!約束が違います!!」


和代を助けてくださるはずでは、とNo.8。

するとエンデは歪んだ笑みを浮かべ、教えてやろう…と囁いた。


「あの小娘は…この私が殺した。事故に見せかけた魔術でな…」


貴様の憎しみは使えると思ったのだが…と肩をすくめてみせるエンデ。

そんなことを聞かされてNo.8も黙っているわけがない。


「ふ、ふざけるな!!和代を…私の大事な一人娘を!!そんなくだらない理由で!!」



するとエンデの眉がぴくりと動いた。


「…くだらない?」


その2つの目は見ただけで心臓の止まるような目でNo.8をみていた。


「我が計画をくだらない、だと?この世界に神を必要として何が悪い。神がいないからこの世は乱れるのだ。だからこの世に神を創り出す。それの何がくだらない?」


一気にまくしたてるエンデ。

その言葉一言一言には迫力があった。

逆らえば殺されることはわかっていた。

しかし


「ふざけるな!そんなことごときのために和代を殺すなんて…まだ和代には夢だってやりたいことだってあったのに!!!」


「…ふざけるな?」


エンデが人差し指をくいっと上げるとNo.8の身体は宙に浮いた。


「う、うわっ...!」


「お前ごときが私の何を理解できる?」


エンデがぶんっと壁の方へ手を振ると、No.8の身体は壁に激突し、べきっという異様な音を立てて崩れ落ちた。

その目は恨めしくエンデを睨んでいた。


「…ふ、ふざけるなァァァァァ!」


全身血まみれにも関わらずエンデへと突進するNo.8。

エンデはそれをひらりとかわし、右手をNo.8へと向けた。


「…お別れだ。闇に喰われるがいい…リテリア…!」


エンデが呪文を呟いた瞬間、No.8の身体は、パズルのピースのようなら形が浮き出てバラバラになっていった。

そして


「…タクト」


エンデがとどめの呪文を言った途端にNo.8の身体は透明になり、やがて見えなくなった。


「…あーあーNo.8…とうとう消されちゃったかぁー」


少しも残念そうでない声で呟く謎の少年。


「この俺なら…やってみせます」


エンデの前へ跪き宣言した。

エンデは満足げに頷くと、ジェスチャーで『行け』と示した。

次の瞬間少年の身体はシュッという音と一瞬の残像を残して消えていった。

獲物くいものはWorld Heroだ…と呟きながら。





番外編《Children World Hero》


「せかいのへーわをまもるため!」


「あくをほろぼすせいぎのみかた!」


「わーるどひーろーここにけんざん!」


シャキーンという感じのポーズを決める幼い男女4人。

赤髪の男の子が叫んだ


「きまったー!」


「…ふっグレイア…まだまだだな。このルシカさまにはかなうまい!」


「なんだとルシカー!」


そしてなにやら『フロス・フレイム』だの『グレイア・フローガ』だのと叫びながら指を向けたり、ポーズを決めたりした。

すると公園の入口から黒髪の男の子が入ってきた。


「…僕も入れて」


知人では無かったが、その要求にもちろん幼きhero達は迷わずOKした。

その日から、World Heroにはウルグアが参戦したのだ。

グレイア

ルシカ

リュカ

サグナリア

ウルグア

5人揃ってWorld Hero。

そのheroは10年近く前から存在していた…。

読んでくださりありがとうございました!

No.8消されちゃいましたよー…

読んでくださればわかると思うのですがNo.8が戦う理由は娘のためなんですよね…

自分で書いといてなんですがイイヤツじゃん!爆笑ꉂ(ˊᗜˋ*)


もしこの小説を楽しんでくれた方はコメントお願いします

じゃあまあ次回の小説でお会いしましょう。ばいばいっ

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