67/129
67
翌日の夜
俺は少年院時代
仲の良かった奴に
会うことになった。
そいつの名前は
鍋島勇一という。
鍋島は俺とは
同じ歳であった。
少年院の中では
少し変わった存在で
とにかく読書家だった。
そして
頭もキレたし
性格は慎重派であった。
ふと気づいたが
明宏と似ている。
俺は当時
鍋島のことも
どうして
こいつが少年院に
入ってきたんだろうか?
と
不思議に思っていた。
罪状は詳しく
教えてくれなかったが
どうやら暴行だったようだ。
しかし
噂によれば
もらい事故みたいな
感じで不運だったという。
鍋島というのは
決して暴力的な
人間では、ない。
とりあえず
今夜は鍋島の
返事を貰うだけとなるだろう。
もしOKして
俺と明宏の仲間になるなら
今後、俺たちと何度か会って
計画を詰めていくことになる。




