63/129
63
それゆえに
僕も将生兄貴も
極道には向いてません!
だから
組から逃亡して
2人で助け合って
真っ当に生きましょう!
と
明宏は俺に
勧めてきたんだ。
そのような
明宏の提案に
俺は乗ったんだ。
命を賭けるならば
組の奴らに賭けるよりも
明宏の器に賭けたいと
俺は思ったからだ。
どうせ
このままずっと
組にいたとしても
俺の人生は真っ暗だ。
さんざん
コキを使われたあげく
最後は使い捨てにされて
野垂れ死にすることになる。
それならば
もし失敗すれば
命が無くなるとしても
組から逃亡すべきだ。
どうやら
明宏は逃亡後も
俺と行動や生活を
共にするつもりだ。
俺も一人よりも
誰かと一緒の方が
やはり心強いだろう。
ただ
逃亡するのならば
2人一緒よりも
別々にいた方がいい。
2人一緒だと
組の関係者には
見つかりやすくなる。




