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それでも

タコ部屋の奴等も

毎日が地獄であろう。


本部の組員に毎日

連れていかれる建築現場には

荒くれの現場監督がいる。


少しでも

動きが悪いと

パンチや蹴りが

飛んでくるようだ。


現場監督は堅気である。


しかし

うちの組員たちも

もう堅気であるから

ヤクザの威光は通用しない。


それに

もしも現場で

監督は責任者に逆らえば


タコ部屋に

帰ってきてから

本部の組員に半殺しにされる。


ヤクザの怖さは

ヤクザが最も知っている。


うちの組員たちは

今は元ヤクザとなったが

リンチの凄惨さは

知り尽くしている。


それゆえ

誰もタコ部屋から

逃亡しようとしない。


おそらく

働けなくなるまで

奴らはタコ部屋に

監禁状態となるはずだ。


やがて年を取って

働けなくなったら

臓器移植に使われるか

タコ部屋を追い出される。


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