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逃亡旅を始めて
1ヶ月半が経った。
今日は久々に
鍋島と待ち合わせて
再会することになっている。
今から一週間前
鍋島から戸籍を
見つけられたと
俺たちに連絡が入った。
鍋島が示した
俺の新たな戸籍は一つ。
ただ
明宏は三つのうちから
一つを選択する形となった。
それは
明宏が新たな名前に
拘っていたからだ。
もしも
気に入らなければ
戸籍を得てからの
改名もできるはず。
しかし
明宏としては
なるべく余計な
手間は取りたくないようだ。
なので
最初から気に入った
名前の戸籍を希望した。
三つの中から
明宏が選んだのは
岩下華音という
名前の女の子だった。
明宏と同じ
18歳であるが
戸籍は生きているが
この世にはいない人という。
それゆえ
この子の戸籍を
明宏が受け継いでも
何も問題ないという。




