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早いもので

俺たちの逃亡生活も

もうすぐ1ヶ月となる。


鍋島とは毎晩

電話かメールで

連絡し合っている。


とはいえ

いつも連絡は

鍋島の方からで

俺からはしない。


これまで

俺たちの逃亡旅には

何も問題ないということだ。


しいて

こちらからの

連絡というのは

戸籍の進捗状況だ。


俺としては

急がないのだが

明宏が早く欲しいと

鍋島に急かしている。


しかし

明宏の希望は

可愛い名前の

女の子の戸籍である。


たとえば

正子とか幸子とか

昔の女性のような

名前は嫌だという。


できれば

今風の名前

キラキラネームがいいと

明宏は望んでいるんだ。


となると

そう簡単には

鍋島が依頼する

業者も見つけられない。


しかも

明宏は最初に

3つの名前の候補を

望んでいるんだ。


その中から

最も気に入った名前を

鍋島に買ってもらうわけだ。


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